シーズン3第11話 あらすじと情報整理と感想※ネタバレあり【スタートレック:ディスカバリー】
第11話「スカール」”Su’Kal”
ディスカバリーは”大火”の原因に迫っていくのですが……
シーズン最終回に向けて怒濤の展開が始まります
(以下、ネタバレ全開です)
シーズン3 第11話のあらすじ
大火の前に座礁したキエス号の船内に生命反応を感知したディスカバリーはヴェルビン星雲へ向かう。
星雲内は嵐が酷く、ディスカバリーでは侵入するのが危険すぎるためブックが彼の船で偵察に出る。嵐の先にはダイリチウムで出来た惑星があった。
サルー、バーナム、ドクターカルバーの3人がキエス号へ調査に向かい、ディスカバリーは放射線を避けるため星雲の外へ一時退避する。放射線が強いため彼らが調査に使える時間は4時間しかない。
ところが転送後、バーナムはトリル人に、サルーは人間に、カルバーはベイジョー人に、それぞれ姿が変わっていた。どうやらホロデッキ内に転送されたらしい。
プログラム内で生存者のケルピアンに出会う。彼はホログラムの世界で育ったためプログラム以外の他者を知らなかった。
彼の名は「スカール」 アイサ博士の子供だった。
サルーとカルバーはホロ内を探索し、長老のプログラムから情報を得る。スカールが自身の恐れと向き合い乗り越えないと、このプログラムは終了出来ないらしい。
一方、バーナムはスカールの心を開こうとするが、外の世界を知らない彼はバーナムを拒絶する。そして彼の恐れを象徴する”怪物”がスカールを襲った際、彼は”大火”の波動を発生させる。
同じ頃、オサイラーのビリジアン号がディスカバリーを追ってやって来た。サルー不在のためティリーが対応にあたり船を遮蔽で隠すが、”大火”の波動により遮蔽が解除されてしまう。
ティリーはサルー達の救助をブックにまかせ胞子ジャンプで離脱を図るが、寸前にオサイラーの兵士に侵入されディスカバリーは占拠されてしまう。
サルーとカルバー、そして放射線の薬を持ってきたアディラがキエス号に残り、バーナムはブックと共にディスカバリーへ急ぐ。
しかし思考制御装置を取り付けられたスタメッツは意思を奪われ、ディスカバリーはビリジアン号と共に連邦本部へとジャンプしてしまう……
情報を整理してみる
- アディラは再びグレイの姿が見えるようになる
- エメラルド・チェーンは惑星カミナー(サルーの故郷)の近くで演習を行っており、連邦艦が対応に向かっている
- 強力な放射線のため船は惑星の近くに長時間とどまれない
- オサイラーはトランスワープチューブを通ってやって来たらしい。ディスカバリーの事情にもずいぶん詳しい様子なのだが……?
- スカールとはケルピアンの言葉で「愛すべき贈り物」という意味
- アイサ博士は子供を守り成長させるためにホロプログラムを作った
- スカールは胎児の頃から亜空間放射線とダイリチウムに適応し、またダイリチウムと繋がってしまったことで、感情の高ぶりに応じて”大火”の波動を発生させてしまうらしい
今回の感想
きゃー!! えらいところで終わりますなー!!
”大火”についてのストーリーが大きく動きます。
でも”大火”の原因ってそれですかー、う~む
銀河を揺るがす大事件の原因がたった一人の子供だったというのは大変SFらしくはあるのですが、影響があまりにも大きすぎて、なんというか腑に落ちない印象も残ります。
この子は知らないうちにとんでもなく重い十字架背負っちゃってますねぇ……まあ子供と言っても100歳越えてるんですが。
「愛すべき贈り物」の名を持つ子供が大量破壊の引き金になってしまったとは、何とも皮肉な話です。
さて、オサイラーは的確にディスカバリーのあとを追ってきました。スタメッツ用の思考制御装置まで用意しているなど船内の事情にも詳しいようでしたので、やはりブックの装置が情報を漏らしていたんじゃないかしら。
エメラルド・チェーンの演習というのはディスカバリーをおびき出そうというのではなく本部の戦力をそちらに裂かせるためでしょうね。
オサイラーに占領されて大ピンチのところで次回に続きます。こういうとき艦内にジョージャウが居てくれればなぁ!!
でも、この手の種類のピンチはなんとなく拍子抜けなほどあっさり次回で逆転しそうな気もします。スタートレックは割とそういう所あるし(苦笑)
たぶん来週の勝利の鍵は「ディスカバリーの球体コンピュータ」ではないかと予想。オサイラーもまさか船自体が一つの知性体とは思ってないでしょうし。
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