スタートレック・ヴォイジャー:S7第6話「幻の帰還計画」あらすじや感想など
シーズン7 第6話(通算152話)「幻の帰還計画」”Inside Man”のあらすじ
艦隊から届いた新しい通信の内容はバークレイのホログラムデータだった。
彼によると、運が良ければ数日のうちにヴォイジャーを帰還させられるという。赤色巨星を利用してある種のワームホール通路を形成しようという計画なのだ。
だがその頃地球ではバークレイ本人が頭を抱えていた。ヴォイジャーとの通信がここ2回ほど上手くいっておらず、ホログラムを送信しようという試みは失敗していたのだ。
実は通信の間に割り込んで情報をすり替えている者達がいた。フェレンギ人だった。
フェレンギ人はヴォイジャーを無理矢理アルファ宇宙域へと呼び寄せ、セブンのナノプローブを手に入れようとしていた。セブンのナノプローブにはラチナム2160万本に相当する価値があるためだ。
送り込まれたホログラムはフェレンギ人によって改編されたものだった。しかも彼らの計画を実行すると、艦が通過する際にクルーは全員放射線で死んでしまう見込みなのだ。
一方情報の送信に何者かが関与していることに気付いたバークレイは、以前付き合っていたリオサという女性に疑いを抱く。実は彼女はダボ・ガールで、フェレンギ人ナンクの指示でバークレイからホログラムデータを盗んでいたのだった。
フェレンギ達は計画通り赤色巨星にジオデシック層の通路を作り、騙されたヴォイジャーは通路へ進入しようとしていた。
そこでバークレイはホログラムのフリをしてフェレンギ人に通信を送り、通路を閉じないと命が危ないと思い込ませて計画を中止させる。
フェレンギ人の計画は失敗に終わった。
バークレイのホログラムは停止され、ヴォイジャーでは落胆が広がっていた。
地球でもバークレイは自分の失敗に落ちこんでいた。だがディアナの励ましで気持ちを切り替え、改めてヴォイジャー帰還に向けて意欲を燃やすのだった。
補足情報や感想など
- 毎度お馴染みバークレイ登場回です。ディアナさんも例によってゲスト出演です
- すんなり帰れるわけがないのは視聴者としては分かりきっているのでイマイチ緊迫感が足りません。ここはもう一工夫して欲しかったところ
- ロケ日の都合なのでしょうが、バークレイがバカンスに来ているビーチが曇天で肌寒そうなため、全然バカンスっぽくありません(苦笑)
- この頃のフェレンギはグランドネーガス・ロムの元で金儲けよりも民主的な政策に舵を切っているはずなのですが、今回登場したフェレンギ人は昔ながらのフェレンギ人でしたね。ちょっとだけでもフェレンギの内政状況を台詞で語ってくれたらファンサービスにもなって良かったのになー
- ダボ・ガールという単語を久々に聞けたのがちょっと嬉しいです。データやラフォージの名前が出てくるのも久々ですね
- アイコニア人はおよそ20万年前に銀河で栄えていた種族で、彼らのどこでもドアは過去のシリーズで2回ほど登場しています。あれを使えれば確かに簡単に帰れるんですけどね~
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