スタートレック・ヴォイジャー:S6第4話「幻の指揮官」あらすじや感想など
シーズン6 第4話(通算124話)「幻の指揮官」”Tinker Tenor Doctor Spy”のあらすじ
ドクターは知覚投影という新機能の実験を始め、様々な白昼夢を見るようになっていた。妄想の中のドクターはクルー達の賛辞を集め、困難な任務も難なくこなすエキスパートだった。
一方、ヴォイジャーを監視しているヒエラルキーという異星人の船がいた。彼らは通りかかった船を密かに調査分析し、可能なら攻撃して資源を略奪する任務を負っていた。
ヴォイジャーに目を付けた監視員の一人フロックスは、コンピューターに侵入しドクターの妄想に接続してしまう。
ボーグ艦を一撃の下に葬るという妄想を現実だと思った異星人達は、ヴォイジャーへの攻撃準備を始めてしまう。
その頃ドクターの新機能は機能不全を起こし、妄想と現実の区別が出来なくなってしまう。
そこにフロックスが妄想の中に現れてコンタクトしてきた。
フロックスは自分が見ていたものが妄想だったことに気付いたのだが、既に上司にはそれが現実だと報告し攻撃準備を整えた後だったのだ。このまま攻撃が始まり報告が間違いだったとなると、彼は責任をとらされてしまう。
フロックスと協力し、妄想の通りドクターが艦の指揮をとることになった。
予定より強力な攻撃にヴォイジャーは窮地に陥るが、ドクターのアドリブ演技とフロックスのおかげで危機を脱出する。
任務をやりきったドクターに、クルーの皆は今度こそ本当の賞賛を贈るのだった。
補足情報や感想など
- ミュージカル仕立ての冒頭で今回がギャグ編なのはすぐわかりますね
- ドクターの妄想がどんどんエスカレートしていくのが酷い(苦笑)
- 艦長が倒れたときのためにバックアップの司令官ホログラムを作るというアイデアが出てきました。後のピカードやプロディジーで医療用以外にもホログラムが登場してくるのは、この辺のアイデアが元になっていそうです
- 服が赤くなり階級章が大佐になる”変身シーン”は確かに芸が細かくて面白いです
- 登場人物本人に妄想シーンをのぞき見されるというのは、いたたまれませんねぇ……
- いちいち上にお伺いを立てなければならないヒエラルキーの組織構造が、完全にサラリーマンのそれなのはちょっと泣けました(苦笑)
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