スタートレック・ヴォイジャー:S5第4話「偽造された地球」あらすじや感想など
シーズン5 第4話(通算98話)「偽造された地球」”In the Flesh”のあらすじ
チャコティはサンフランシスコの宇宙艦隊アカデミーにいた。
庭師のブースビーや士官達と語らいながら施設内を探索するチャコティだったが、ここは本物のアカデミーではなかった。チャコティの任務はこの模造されたアカデミー施設の調査なのだ。
何者かが作った宇宙ステーションの中にホログラムのサンフランシスコが再現されており、それは艦隊のかなり細かい情報を分析して作られていた。
連れ帰った偽士官のDNAをドクターが分析した結果、彼らは生命体8472が遺伝子レベルで地球人に化けたものだと判明する。
ジェインウェイ達はこれが生命体8472による地球侵略計画の準備ではないかと疑い、艦内には緊張が走る。
チャコティは再度潜入して調査を再開するが、正体がバレて捕まってしまう。
両者は一触即発の危機に陥るが、ジェインウェイの決死の交渉の結果、一応の和解が成立する。
生命体8472上層部の反応はまだ未知数だったが、ジェインウェイはきっとより良い関係を築けると信じるのだった。
補足情報や感想など
- 出た!カール・ゴッチ!さすがに今回はちゃんとブースビーです(苦笑)
- ブースビーはTNGシーズン5第19話「悲しみのアカデミー卒業式」にも登場しています。もちろんそちらが本物です
- 生徒にフェレンギ人がいるところを見ると、ノーグ入学以降のアカデミーの情報が反映されているようです。でもファーストコンタクトタイプの制服は全然見かけませんね
- クリンゴン・マティーニはベルモットとジンとブラッドワインのカクテル。かなり強そう。カンパリの代わりにブラッドワインを使ったネグローニといったところですね
- 会話に出てくるエンバーカデロはサンフランシスコの有名な観光地。ジェインウェイお気に入りの日本食レストランがあるそうです。他にも行きつけのコーヒーショップがあるらしいのですが、再現されてないと聞いて残念な顔をするのが笑えました。筋金入りのコーヒー好きですね
- 人間に化けて艦隊に潜入するというのはドミニオンのやり口の二番煎じに見えてしまうのが辛いところですね
- 生命体8472はボーグよりもよっぽど交渉の通じる種族だったことが判明しました
- 当初の予定ではヴォイジャーが地球に帰還した後に、地球に潜入している生命体8472と戦うような展開も想定していたそうです。そのための伏線的なエピソードだったわけですね(そのアイデアは使われませんでしたが)
- クライマックスの交渉シーンが見応えありました。こういう駆け引きは下手な戦闘シーンより余程面白いです。ジェインウェイの方から先に一歩引いて妥協案を示したのは意外でした
ヴォイジャーの目次ページはこちら