スタートレック・ヴォイジャー:S5第25話「乗っ取られたドクター」あらすじや感想など
シーズン5 第25話(通算119話)「乗っ取られたドクター」”Warhead”のあらすじ
ヴォイジャーは救難信号を受け無人の惑星にやってきた。
そこで上陸班が見つけたのは、航行能力を失った人工知能ミサイルだった。
ジェインウエイ達はすぐに廃棄しようと考えるが、同じように知性を持った人工知能であるドクターはそれを見捨てるのではなく救うことを主張する。
ベラナとハリーはその知性をホログラムに移植しようとするが、その過程で知性はドクターの体を乗っ取ってしまう。
彼は標的の破壊任務を遂行しようとしていた。そのためにベラナとハリーを人質に取り、ヴォイジャーを標的へと向かわせる。
ハリーは彼を説得しようとするが、任務遂行を絶対のものと考える彼はまるで聞く耳を持たない。
だがハリーが人工知能の破損した記憶ファイルを復元すると、そこには作戦中止を命じる通信記録が残されていた。彼らの戦争は3年前に終わっていたのだ。
そこに32機の同型ミサイルが出現する。仲間の存在を感知してやってきたのだ。彼らもあくまで標的を破壊しようとしていた。
ドクターの体を通して生命というものを知り、ハリーの説得に心を動かされた”彼”は、仲間を止める決意をする。
再びドクターからミサイルへと戻った”彼”は、仲間を巻き込んで自爆し、全てのミサイルを止めるのだった。
補足情報や感想など
- ジェンキンス少尉という見慣れない美人クルーが登場しますが、この役者さんはTNG「死に急ぐ惑星アルデア」に登場した子役の一人とのこと。その後PIC「星図と伝説」でも登場しています
- 人工知能をEMパルスで停止させるのは映画「マトリックス」でもやってましたね(このエピソードの放映時に「マトリックス」は劇場公開中)
- 人工知能との対決ものはTOS時代からの伝統です。大抵は論理矛盾に陥らせて機能停止させるのがパターンだったのですが、今回のケリの付け方はひと味違いましたね。やや感傷的に振りすぎな気もしますが、こういうのは好きです
- ドクター役のピカード氏の演じ分けが見事ですが、今回はハリー・キムの見せ場としてもなかなかの傑作だったと思います。一回り成長した感じがしますね
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