スタートレック・ヴォイジャー:S5第15・16話「ボーグ暗黒フロンティア計画」あらすじや感想など
シーズン5 第15・16話(通算109・110話)「ボーグ暗黒フロンティア計画」”Dark Frontier”のあらすじ
ヴォイジャーの前にボーグの偵察艦が現れた。しかし実は物資補給のためヴォイジャーの方がこのボーグ艦を狙っていたのだ。
予定では無力化に留めるつもりが、予想外の爆発でボーグ艦は大破してしまう。
それでも多くの物資を回収することが出来た。おかげでボーグの動向を詳細に掴むことに成功し、近くに大破寸前のボーグスフィアが居るという情報を掴む。
ジェインウエイはそのスフィアからトランスワープコイルを強奪する計画を立てる。それがあれば20年は帰還が早まるのだ。
セブンの死んだ両親が残したボーグ研究の資料を分析し、突入作戦を練り込んでいくが、それはセブンにとっては子供の頃の記憶を呼び覚ます作業でもあった。
だがセブンのボーグトランシーバーにクイーンがアクセスしてきた。クイーンはヴォイジャーの計画を掴んでおり、セブンを仲間に引き戻そうとしていたのだ。
突入作戦は実行された。
トランスワープコイルの入手には成功したが、セブンはクイーンに指示されるままスフィアに残ってしまった。そしてスフィアはボーグの本拠地 ”ユニコンプレックス” へと進路を取る。
セブンはクイーンからの出迎えを受けた。
クイーンによると、セブンをヴォイジャーに送り込んだのは、セブンに人間の個性を学ばせ人類攻略のために利用する計画だったというのだ。
クイーンはセブンの個性を保ったまま仲間に戻そうと、様々な手段で揺さぶりをかけてくる。
一方ジェインウエイはセブンの行方を追う。
トランスワープコイルを搭載し対ボーグ用に強化されたデルタ・フライヤーは、スフィアの反応を辿りユニコンプレックスへとやってくる。
ジェインウエイの決死の突入作戦でセブンを救出し、デルタ・フライヤーは辛くも帰還、追っ手のクイーン専用艦を撃破することにも成功する。
その後、トランスワープコイルが焼き付くまでの間にヴォイジャーはおよそ2万光年の距離を踏破した。
そしてジェインウエイとセブンは、互いの絆がより強まったことを感じるのだった。
補足情報や感想など
- 今回は2時間スペシャル版のエピソードなので通常の2話分あります。内容も2部構成ですね。再放送や日本での放送時は2話に分割編集されたため、一部吹き替えの作られていないシーンがあります
- スペシャル版にふさわしく人気の高いボーグエピソードの上、クイーンの登場やボーグ本拠地の描写と盛りだくさん。小道具やセットにもお金がかかっているのが分かります。
エンターテイメント性という点では、同時期に公開されていた劇場版「叛乱」よりも映画的な派手さがあります
ただボーグの大安売り的な感じは否めませんね(苦笑) - 相手が偵察艦だったとは言え、この時点でヴォイジャーは単独でボーグ艦を退けられる艦になってるんですね……おっかねぇ
- ジェインウエイ「たまにはこっちから同化しに行っててもいい頃でしょ♡」……こええ
- ヴォイジャーでのボーグクイーン初登場。こちらでの吹き替え担当は榊原良子さん(クシャナ殿下!)です
- ヴォイジャーは「ファーストコンタクト」の事件を知りませんので、クイーンの存在を知るのも今回が初めてになります
- 子供の頃のアニカがボーグキューブのオモチャで遊んでいる描写がありますが、この時期だとまだエンタープライズDがボーグと初遭遇するより前なのでちょっとおかしいですね
一応エルオーリアンの難民が連邦領域に避難して来ていますので、セブンの両親は彼らから情報を得た可能性が高いと思われます - しかしセブンの両親はすごいですね。これ程のボーグ専門家だったとは
- ボーグ本拠地のクイーンの部屋まで自分で乗り込んでいく艦長の度胸というか無謀さがスゲえ
こんなことが起きたから後々クイーンの部屋に緊急脱出装置が作られたんでしょうねぇ…… - 最後に追跡してきた8面体のボーグシップはこのエピソードでしか登場しません。一応ボーグ・クイーン専用艦との名称だそうです
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