スタートレック・ヴォイジャー:S4第18話「史上最大の殺戮ゲーム・前編」あらすじや感想など
シーズン4 第18話(通算86話)「史上最大の殺戮ゲーム・前編」”The Killing Game”のあらすじ
クリンゴン戦士の姿をしたジェインウェイはヒロージェンの戦士と戦い殺されてしまう。
それはホロデッキ内での出来事だった。ヴォイジャーはヒロージェンに占領されており、クルーの半分は操られてホロデッキ内での終わりなき戦いを強いられているのだ。
医療室で治療されたジェインウェイは、今度は第二次世界大戦中のフランスに送り込まれる。ここでの役割はドイツ軍に反抗するレジスタンスのリーダーだった。そしてヒロージェン達はドイツ軍将校だった。
このホロデッキでの戦いは19日間に渡って続いていた。負傷者が続出する事態にドクターは憤慨する。
彼らの司令官は、狩りだけに慢心して民族の連帯や文明を失いつつあるヒロージェン種族の未来を心配していた。そこでヴォイジャーを研究し、その技術を使って文明を再興しようとしていたのだ。
だがヒロージェンの中にはこの状況に不満を持つ者がいた。獲物を狩らずにシミュレーションを演じ続けさせられることは、ヒロージェンには苦痛なのだ。
ホロデッキ内に送られず艦内のメンテナンスをさせられていたキムは、ドクターと結託してクルーを操っている神経接続器を無効にする作戦を立てる。
作戦は気付かれてしまうが、かろうじてジェインウェイ艦長の神経接続器を解除することに成功する。
ところがドイツ軍と連合軍の戦闘の余波がホロデッキのホログリッドを破壊してしまう。操られたままのクルー達は戦争をしてると思い込んだままホロデッキから艦内へとなだれ込んでしまい……(後編に続く)
補足情報や感想など
- ヴォイジャーでは定番のホロデッキネタです。こういう意表を突いた出だしの時はホロデッキか時間ネタを疑っておけばだいたい当たります(苦笑)
- ジェインウェイがクリンゴンのメイクをしているのはなかなか珍しいです。注目点はジェインウェイが「モカイ家」の戦士を名乗っている点。モカイ家はディスカバリーでは重要なポジションですね
- 第二次大戦中を舞台にしますが、どうせならDS9でやったみたいに役者さん達みんな素顔で演じたら良かったのになぁと思います。メイクもしなくて済むから楽でしょうし(苦笑)
- ヒロージェンは手近な領域の獲物を刈り尽くしてしまっており、このままでは獲物を求めてバラバラに広がりすぎて、文明を維持できなくなるとのことでした。そんな文化形態でよくワープ文明にまで進歩できたものだと思います
- まあ司令官とか医療担当とか、それなりに知的なヒロージェンも存在するようですが(そりゃそうだ)
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