スタートレック・ヴォイジャー:S2第3話「ホログラム」あらすじや感想など
シーズン2 第3話(通算19話)「ホログラム」”Projections”のあらすじ
ドクターが起動すると、艦は無人だった。
コンピューターの記録によれば、戦闘によってダメージを負いクルーは全員脱出したらしい。
だが医療室にトレスがやってくる。艦長とトレスは残ってワープコアの爆発を食い止めたというのだ。しかし脱出したクルーはケイゾンに捕まってしまっていた。
ブリッジで負傷した艦長を助けるため、遠隔投影装置でドクターをブリッジに移動させる。
ジェインウェイは無事治療したが、今度は食堂でニーリックスとケイゾンが取っ組み合いをしていた。ケイゾンは打ち倒すが、ドクターは出血し痛みを感じ始める。
明らかな異常のため艦内のホログラムを全て停止させることにするが、すると艦長達は全員消え、代わりにバークレーが現れる。
バークレーによるとドクターはジマーマン博士であり、ここは木星の研究所にあるホロデッキの中だという。
現在ホロデッキは放射線の影響でプログラムが停止できなくなっており、ジマーマン博士は自分がホログラムドクターだと思い込んでいるというのだ。このままでは放射線汚染で博士は死んでしまう。
しかし今度はチャコティが現れる。彼によるとドクターがホロデッキを使用中に亜空間の歪みでプログラムが故障し、現在修理中なのだという。
自分が人間なのかホログラムなのが、実体なのか映像なのか、判断が付かなくなったドクターは完全に混乱しパニックに陥ってしまう。
だがシステムの修理が終わり、現実が戻ってきた。
やはりドクターはホログラムであり、ここはヴォイジャーのホロデッキの中だったのだ。
ドクターはようやく自分の存在に確信が持てるようになってホッとする。
そして通常業務へ戻ったドクターは、出ることの出来ない通路へと手を伸ばし、消える手を見てほくそ笑むのだった。
補足情報や感想など
- 製作ナンバーで分かりますが、本来は第1シーズンの予定だったお話のひとつです。第2シーズンの3話と次の4話、それと6話が、第1話「ミッシング1937」よりも前の話になります
- TNGでお馴染みのバークレーが登場しますが、吹き替え担当が変わっているためちょっと違和感がありますね(TNGは田中秀幸氏、今回は堀内賢雄氏です。どちらも大ベテランでいらっしゃいますね)
- ルイス・ジマーマン博士はEMH(緊急医療ホログラム)の開発者であり、ドクターの外見は博士がモデルになっています
- バークレーはEMHを設計したエンジニアチームのメンバーに参加していたそうです
- ホロデッキの仮想現実を二重三重に重ねてくるのでかなり混乱させられます。途中から何が現実か分からなくなってきましたよ
- 最後に自己の存在を確認するかのように手を伸ばすドクターが秀逸ですね。その行動こそがドクターがただのホログラムではないことの証しでもあるのです
- 今回はケスが色っぽ~~い
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