スタートレック・ヴォイジャー:S1第9話「来世への旅」あらすじや感想など
シーズン1 第9話「来世への旅」”Emanations”のあらすじ
これまで発見されていない未知の元素を見つけたヴォイジャーは、これを採取するため小惑星に上陸する。
しかし小惑星の洞窟には、多数のヒューマノイドの死体が転がっていた。
どうやらここは未知の種族の墓地らしく、調査をしている間にも死体が転送されてきていた。そして問題の重元素は死体の中に発生していた。
だが突然墓地に亜空間の穴が開き、緊急転送で上陸班を呼び戻すがキム少尉が行方不明になってしまう。代わりに死んだばかりの死体が一体転送されてくる。
その死体はまだ脳に神経活動が残っていたためドクターによって蘇生される。彼女の名はプテラといった。
その頃、キムは気づくと棺の中に居た。そこはヴァノリ星という惑星で、小惑星に死体を埋葬していたのはこの星の人々だった。
ヴァノリ人は死者は来世に転生すると信じていた。彼らは自然に発生する亜空間の穴に死体を入れることで来世に送れると考えているのだ。
だがキムが現れたことで、これから死の儀式を迎えようとしていたハティールという男性は来世を信じられなくなってしまう。
ヴォイジャーは、亜空間の穴に合わせて転送でプテラを送り返そうとするが、この作戦は失敗してプテラは死んでしまう。
一方、キムはハティールと入れ替わって亜空間の穴に飛び込むことにする。儀式により一度は死亡したキムだったが、ヴォイジャーに収容されドクターに蘇生される。
無事生還したキムは、生と死の意味について思いを巡らせるのだった。
補足情報や感想など
- チャコティ副長はやはりインディアンの出身ということもあって、死者に対する敬意を忘れません。異星人の死生観をテーマにした話なら、もう少しインディアンの死生観と対比するなどしてもよかったかもしれませんね
- マユにくるまれた死体が動いてるのが気になるー(苦笑)
- ヴァノリ人は来世に送るという建前で病人や老人を処理しているとも言えますね。一種の姥捨て山なのでしょう
- 死を避けて山に逃げたハティールさんは果たして平穏に生きられたのでしょうか。この辺は描かれないまま終わるのでちょっとモヤモヤします
- ジェインウェイが帰還したキムに見せる優しさが救いではありますが、一方でプテラがアッサリ死んでしまうのはあまりに酷いような……
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