スタートレック・ヴォイジャー:S1第7話「ワームホールの崩壊」あらすじや感想など
シーズン1 第7話「ワームホールの崩壊」”Eye of the Needle”のあらすじ
ワームホールを発見したヴォイジャーは調査を開始する。ワームホールの出口次第では故郷への旅を大幅に短縮できるからだ。
しかしワームホールは極めて小型で、とても船が通れるような物では無かった。
せめてメッセージだけでも送れないかと探査装置を送り出したところ、ワームホールの向こう側で探査装置が何者かに接触する。
相手との通信を試みたところ、アルファ宇宙域からの返信が帰ってくる。沸き立つクルー達。
だが通信を受けた相手はロミュランの科学船タルバス号だった。ヴォイジャーがデルタ宇宙域に居るということをなかなか信じてもらえない。
ロミュラン船と通信を確立したヴォイジャーはメッセージの準備を進める。そんな中、トレスが通信波でクルーを転送する方法を考案する。実験は成功し、ロミュラン船の船長を転送で迎え入れることにも成功する。
だがやってきた船長は2351年の存在だった。ワームホールは空間を飛び越えるだけでは無く20年前につながっていたのだ。
ジェインウェイ達は過去を変える危険を冒すことは出来ないと判断し、メッセージのみを船長に託すことにする。
その船長、ロミュラン天体物理学学会のテレク・ルモールは、20年後に必ずメッセージを届けることを約束し、アルファ宇宙域へと帰って行く。
だがコンピューターには、2367年にテレク・ルモールが死んだという記録が残されていた。
メッセージがどうなったのかを知るすべは無い。ジェインウェイ達は再び故郷へ向けての旅を再開するのだった。
補足情報や感想など
- ワームホールといえばDS9のベイジョー・ワームホールが有名ですね
- ヴォイジャーは連邦領域を目指すよりもガンマ宇宙域にあるベイジョー・ワームホールの出口を目指した方が近かったんじゃないかという節がありますが、気にしてはいけません(苦笑)
- レプリケーターが使えるようになりましたね
- スタートレック世界の情勢とSF設定を絶妙に組み合わせたエピソードだと感心しました。ここでロミュラン人を持ってくるというのが実に上手いです。状況が二転三転する展開にもハラハラさせられます
- 2351年だと連邦とロミュランは完全に接触を断っていた時期です。そしてヴォイジャーの第1シーズンは2371年の出来事。テレクさんがもう少し生きていてくれれば……
- ドクターが医療部長として……というより、確立した個人としての自覚を持ち始める様子がサブエピソードとして描かれました。ドクター本人もですが、周囲のドクターに対する態度も後々の様子とは大分異なりますね
- やはりキャラクターが確実に成長していくのというのは長編シリーズを見る際の大きな楽しみだと思います。特にドクターがらみのエピソードは名作が多いですからね
ヴォイジャーの目次ページはこちら