スタートレック・ヴォイジャー:S1第10話「転送4万光年」あらすじや感想など
シーズン1 第10話「転送4万光年」”Prime Factors”のあらすじ
ヴォイジャーはシカリス人の船に遭遇する。ニーリックスによるとシカリス人はとても親切な種族らしい。
シカリス人の行政官ガス・レイビンはヴォイジャーの苦境を知り、クルー達を休暇に招待したいという。
クルー達は息抜きを楽しむが、シカリス人が4万光年の距離を一気に超える転送技術を持っていると判明し色めき立つ。この技術が得られれば旅を一気に短縮できるのだ。
しかし悪用を防ぐため、シカリス人の法律は異星人への技術協力を禁じていた。
ジェインウェイは連邦加盟国の膨大な名作文学ライブラリを対価にして交渉を進める。シカリス人にとって物語は大きな価値を持っており、彼らは新しい物語に飢えていたのだ。
一方トレスと機関部員のセスカ(元マキのベイジョー人)は、独自に装置の分析を始める。キムもガスとは別の行政官ジャレットから裏取引を持ちかけられ、クルー達の結束は乱れていく。
なんとか平和的な交渉で事態を打開したいジェインウェイだったが、実はガスには元々協力する気などなかった。彼は他人に親切にする自分を演じることで優越感に浸っていただけなのだ。
それをジェインウェイに見抜かれ、ガスはヴォイジャーに即刻退去を命じてくる。
トゥヴォックは秘密裏にジャレットと裏取引を進めることに決め、装置のマトリクスを入手する。だがトレスとセスカが分析したところ、それはシカリス星の軌道上でしか作動しない仕組みだった。
無断で装置を作動させた2人だったが、コントロールに失敗し結局マトリクスを破壊する結果になってしまう。
トレスとトゥヴォックは全てを告白し、勝手な行動をとった2人にジェインウェイは心を痛めるのだった。
補足情報や感想など
- 情けをかけるのは自分のため、という異星人でした。うわべだけの親切というのは実にいやらしいですね……
- 「エロシーンの風」ってネーミングがヤバいですね!(苦笑)
- 機関部員のセスカが存在感を見せていますが、気性の荒さが目立ちます。ベイジョー人女性にはそういう人が多いです(キラとかローとか)
もっとも彼女には大きな秘密があるんですが…… - トレスの成長が著しいです。そして艦長に代わって自ら手を汚すトゥヴォックのキャラクターも一段と深みが出ました。それに比べるとまだジェインウェイは吹っ切れてなくてキャラが弱いですね(吹っ切れてからは……それはそれで問題があるんですが(苦笑))
- シカリス人の転送技術「空間トランジェクター」については、かなり後になって別のシリーズで再登場します。まさかあんなところに使われることになるとは誰が予想したことでしょう……(ということはシカリス星は滅びるのが確定しているんですね……)
- ヴォイジャーがシカリス星で休暇を楽しんでいるまさに同じタイミングで、アルファ宇宙域ではエンタープライズDが墜落大破しています(劇場版「ジェネレーションズ」)
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