宇宙大作戦:S2第13話「復讐!ガス怪獣」あらすじや感想など
シーズン2 第13話(通算42話)「復讐!ガス怪獣」”Obsession”のあらすじ
ある惑星でトリタニウム鉱脈の調査をしていたカーク達は謎の雲に襲われ、上陸班員に犠牲者が出る。犠牲者は血液から赤血球が失われていた。
カークはこの雲に心当たりがあった。
エンタープライズはセータ7号星にワクチンを届ける任務のためU.S.S.ヨークタウンと合流しなければならず、ワクチンの性質上時間の余裕がなかったのだが、カークは雲の正体を探ることを優先する。
今回と全く同じ事件が、11年前にファラガット号で起きていたのだ。
雲は甘い匂いを発し、体がダイキロニウムで出来た生物と想定された。
新任の保安部員ガロビック少尉は親友のリッツォが死んだことで復讐心に燃えていた。
カークは保安部員を連れて地上へ降りるが、現れた雲にガロビックは一瞬ひるんで攻撃が遅れてしまい、その結果さらに犠牲者を増やしてしまう。
11年前のファラガットでは200名の乗員が雲のために死に、その時死んだ船長はガロビックの父だった。そしてカークは当時生き残った士官の一人だったのだ。当時カークもフェイザーを撃つのが遅れ、そのことをずっと悔やんでいた。
マッコイとスポックはカークが復讐心で判断力を失っていることを疑うが、カークは自分の勘を信じていた。
雲は惑星を離れて移動し始める。追跡するエンタープライズだったが、ワープ8でも追いつけない恐るべき相手だった。
だが雲は減速してエンタープライズに挑んでくる。
フェイザーも光子魚雷も効果が無く、雲は船内に侵入しさらに犠牲者が出る。
雲は換気口からガロビックの部屋に現れ、居合わせたスポックが襲われるが、スポックは血液の成分が違ったため無事だった。
放射線を嫌って船から逃げ出した雲を追い、エンタープライズはタイコス恒星系へ向かう。そこはかつてファラガット号が襲われた場所だった。
カークとガロビックは血液を餌にした反物質爆弾を惑星に設置、爆破と同時に転送で脱出する。
雲を倒したカーク達はヨークタウンとの合流地点へと急ぐのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第46話にあたるエピソードです
- 上陸班員2名が速攻で死に、かろうじて生き延びたリッツォも医療室で亡くなります。その後も続々と犠牲者が……
- U.S.S.ヨークタウンは後に劇場版でエンタープライズAに改装されることで有名な船です
- ファラガット号といえば「ジェネレーションズ」で墜落したエンタープライズDの救援に来た船や、DS9に登場したエクセルシオ級なども同じ名前ですが、もちろん違う船です
- カークと新任の士官を対照的に描いたりして脚本の出来は悪くないのですが、雲を倒したのかを確認しないまま終わってしまうため、あまりちゃんと事件が決着した感じがしないですね
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