宇宙大作戦:S1第28話「危険な過去への旅」あらすじや感想など
シーズン1 第28話「危険な過去への旅」”The City on the Edge of Forever”のあらすじ
コルドラジンという劇薬を間違って自分に投与してしまったドクターマッコイは錯乱状態に陥り、無断でとある惑星に転送してしまう。
その惑星では時間流に障害が起きており危険な状況だった。
あとを追ったカーク達は謎のゲートに遭遇する。そのゲートは「永遠の管理者」だと名乗る。
「永遠の管理者」はゲートの中に地球の過去の様子を映し出してその力を見せるが、その最中マッコイがゲートに飛び込んでしまう。すると軌道上のエンタープライズの存在が忽然と消える。マッコイが過去の地球で歴史を変えてしまったのだ。
歴史を修正するため、カークとスポックがマッコイのあとを追う。そこは1930年代のアメリカだった。
マッコイが到着するよりも少し過去に到着してしまった2人は衣類を盗んで警察に追われるが、逃げ込んだ先でエディス・キーラーという女性に助けられる。彼女は救済会館という貧困者達のための施設を運営している実業家だった。
彼女は原子力や宇宙飛行についても見識があり、カークは聡明な彼女に興味を持つ。
彼女に仕事と部屋を世話して貰ったカーク達は働きながら部品を買い集め、トリコーダーを分析できる原始的なコンピューターを作る。
簡易コンピューターでトリコーダーに記録しておいた過去の情報を分析したところ、エディス・キーラーの死亡記事を発見する。だが別の記事ではエディスは大統領と会談していた。どちらかが間違った歴史の情報なのだ。
やがてマッコイがこの時代に現れる。前後不覚状態のマッコイもエディスの施設で保護される。
スポックの分析で、エディスが死ぬのが正しい歴史だと分かる。
カークとエディスが映画を見るために外出した夜、エディスが道路に飛び出してしまう。それを見たマッコイは彼女を救おうとするがカークはそれを止め、エディスは車にはねられて死んでしまう。
3人は未来に戻ってくる。歴史は修正されたが、カークの心は重かった……
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は第23話にあたるエピソードです
- カーク船長の女性への手の早さは流石です(苦笑)
- 変わった歴史ではエディスの平和運動の影響で第二次大戦へのアメリカの参戦が遅れます。その結果ドイツが先に原子爆弾を開発し大戦に勝利します
- 正しい歴史にするために彼女の死を見過ごさなければならないという、悲しい選択を迫られます
- スポックの分析画面に登場した新聞「The Star Dispatch」はスタートレックに限らず他の作品(バットマンや奥様は魔女など)にも登場する定番の架空新聞だそうです。
- このタイムゲートは、まんが宇宙大作戦「タイムトラベルの驚異」にも登場します
- 今回は実はディスカバリーシーズン3とも密接に関係のあるエピソードになっています
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