宇宙大作戦:S1第16話「ゴリラの惑星」あらすじや感想など
シーズン1 第16話「ゴリラの惑星」”The Galileo Seven”のあらすじ
マーカス3号星に医薬品を運んでいたエンタープライズはムラサキ現象に遭遇し観測を行うことになった。クェーサーに遭遇したら観測を優先するという指令があるためだ。
医薬品運搬を監督するフェリス高等弁務官は観測に反対するが、マーカス3号星からの宇宙船とのランデブー予定にはまだ2日の余裕があった。
スポック達はエンタープライズのシャトル7番機”ガリレオ”で観測に出るが、イオン嵐のために操縦不能になり行方不明になってしまう。
ガリレオはムラサキ現象の中央にあるトーラス2号星に不時着するが、エンタープライズとの連絡は付かなかった。エンタープライズもセンサーに支障をきたし十分な捜索が出来なかったが、カークはトーラス2号星に進路をとる。
スポックは理論に徹した指揮をとるが、それは他のシャトルクルーの反発を生んだ。
そんな中、シャトルクルーの一人ラティマーがゴリラのような怪物に襲われて命を落とす。怪物はさらにシャトルを襲うそぶりを見せていたが、スポックは無闇に殺す必要は無いと考え、威嚇して脅かすに留める。
だが怪物の様子を警戒していたシャトルクルーのガエタノが行方不明になる。
フェーザー銃はシャトルの修理に必要なため、スポックは一人丸腰でガエタノの捜索に向かい、死体になった彼を連れ帰る。
一方カークはスポック達の捜索を続けていたが、上陸班も怪物に襲われ犠牲者が出ていた。
マーカス3号星へ出発するタイムリミットが過ぎ、エンタープライズは救助を出来ないまま軌道を離れてしまう。
スポック達のシャトルは何とか応急修理を終え軌道上に到達するが、すでに再着陸できる燃料はなかった。スポックは一か八か残った燃料全てを放出点火して救難信号代わりに使う。
エンタープライズはそれを発見して救助に戻り、無事彼らを収容するのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は第10話にあたるエピソードです
- 「Mクラスの惑星」という用語が初めて出てきました。人間の生存に適した地球型の惑星を指す用語でスタートレックでは頻繁に登場します
- ゴリラの惑星なんてサブタイトルが付いていますが、主題はシャトルで遭難したクルー達の確執と対立です。スポックの論理に基づいた行動は決して間違ってはいないものの、感情的には相容れないものがあります。スポック異様に頑固ですし
- でも最後は一か八かの行動に出るというのがミソですね
- 今回の犠牲になったクルーはラティマーとガエタノ、上陸班のオニールの3人。イマムラ中尉はケガで済んだとのこと
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