新スタートレック:S4第22話「決別の儀式」あらすじや感想など
シーズン4 第22話(通算96話)「決別の儀式」”Half a Life”のあらすじ
ケイロン2号星との外交任務に就いていたピカードだったが、例によって艦にやってきたラクサナに手を焼いていた。
ケイロンでは衰退しつつある太陽を再活性させるために連邦に協力を求めており、専門家のティムソン博士がエンタープライズにやってくる。これから博士と共にプラキシラス星系でヘリウム融合推進実験を行うのだ。
ラクサナはティムソン博士のことが大いに気に入り、積極的にアプローチを開始する。博士もラクサナのことが気に入った様子だった。
だが博士の改良した光子魚雷を用いた実験は、残念ながら失敗に終わる。失意の博士をラクサナは慰めようとするが、博士はもうすぐ死ななければならないという。
ケイロンでは60歳になったら自殺しなければならないという決まりがあった。
ラクサナは博士を帰すことに反対するが、ピカードは他の星の慣習に干渉することは出来ないと突っぱねる。
しかし博士は実験失敗の原因を発見し、研究完成までのあと5年を生きたいと願って連邦への亡命を申し出る。
ケイロン政府はそれに怒りエンタープライズを戦闘機で包囲する。
博士は娘からの説得を受け、研究よりも家族を大事にすることを決意し、”決別の儀式”のためにケイロンに戻っていく。
ラクサナもまた、彼の最期を見届けるために儀式へ出席することにするのだった。
補足情報や感想など
- 毎度お馴染みラクサナ・トロイさんの登場回です
- 開始早々、様子をうかがいながらこっそりターボリフトを出ようとするピカード艦長に爆笑させられます
- ラクサナ主役のドタバタ劇かと思わせつつ、テーマは高齢化社会でした。いわゆる”姥捨て山”です
- 何でも本音をズケズケと言えるラクサナだからこそ、成立できたエピソードだったという感じがしますね。おかげで重いテーマを上手く盛り込めていると思います。
- ティムソン博士のキャラクターも大変親しみが持てました。年配者のキャラクターを魅力的に描いているのがこの話のポイントですね。前回のお話に登場した年配者がヒステリックに描かれていたのとは対照的です。
目次ページはこちら