新スタートレック:S3第3話「愛しき人の為に」あらすじや感想など
シーズン3 第3話(通算51話)「愛しき人の為に」”The Survivors”のあらすじ
デルタ・ラナ4号星にある連邦植民地からの救難信号に駆けつけたエンタープライズだったが、1万人以上いたはずの植民地は何者かの攻撃で壊滅していた。
しかし惑星には1カ所だけ壊滅から免れた土地があり、そこにはケビンとリションの老夫婦が生き残っていた。
もはやこの惑星で生存を続けるのは不可能だったが、老夫婦は惑星から退去するのを拒否する。
さらに不思議なことにディアナは2人の心を読むことが出来なかった。そして上陸任務を境にディアナの頭には謎の音楽が鳴り響き始める。
エンタープライズは突如正体不明の戦艦から攻撃を受ける。
初戦では大した敵に思えなかったが、再度挑んできた敵は強力な武器とシールドでエンタープライズを追い詰め、やむを得ずピカードは撤退する。
ここにやってきてから起きた事件を思い返したピカードは、ある仮定に基づき行動し事件の真実を突き止める。
実はケビンは人間ではなく、不死身で万能の力を持つ種族ダウド人だった。ケビンはすでに1000歳を超えていたが、ここ53年間は妻と共に人間として暮らしていたという。
暴力を嫌うケビンは惑星がハシュノック人に襲われた際も非暴力を貫こうとしたが、妻の死を前にして憎しみに捕らわれ、宇宙に存在する500億人のハシュノック人全てを一瞬にして絶滅させてしまったのだ。
ケビンは罪の意識と向き合いながら一人で生きていく道を選ぶのだった。
補足情報や感想など
- 一瞬でひとつの種族を根絶やしに出来るほどの力を持ったダウド人が凄すぎます。彼が人間以上に人間らしい優しさを持っていてくれたのが救いです
- ピカード艦長はよく彼の正体を見抜けましたね
- ケビンは1万1千人を殺された報復に500億人を殺してしまったと苦悩しますが、ちょっと違いますよね。たった一人の奥さんを殺された報復が500億人だったのでしょう。しかも不死身であるために自殺も出来ないというのがキツい。
- 彼ほどの力を持っていれば他にもっと平和的に解決することは出来たと思いますが、強力すぎる力を持つが故にそのような駆け引きは苦手なのでしょう。非暴力だけでは暴力を防げないというメッセージも含まれていますね
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