新スタートレック:S1第12話「宇宙空間の名探偵」あらすじや感想など
シーズン1 第12話「宇宙空間の名探偵」”The Big Goodbye”のあらすじ
エンタープライズはハラーダ人との接触を控えていた。難しい交渉を前に、ピカード艦長は息抜きにホロデッキへ向かう。
プログラム名は、私立探偵ディクソン・ヒル
ディクソンとなったピカード艦長の元に美女の依頼人が現れ事件が始まる。
再現された20世紀世界の見事さに興奮したピカードは、20世紀の歴史に詳しいウェイランとドクタークラッシャーもプログラムに誘う。興味を持ったデータも仲間に加わった。
ホロデッキに戻ったピカード……ディクソンは、依頼人のブラッドレー婦人殺害の容疑で逮捕されてしまう。
そんな中、ハラーダ人が行ったスキャンのためにホロデッキの機能が狂い、ピカード達はプログラム内に閉じ込められてしまう。
そうとは知らずストーリーを楽しむピカード達だったが、ウェイランが撃たれ重傷を負うに至って異常事態に気づく。
さらにギャングのボス、レッドブロックに捕まり窮地に陥るが、あわやのところでホロデッキの修理が終わり事態は収束する。
現実に戻ったピカード艦長は無事ハラーダ人との交渉を成功させ、次の任務へと向かうのだった。
補足情報や感想など
- 英語サブタイトルの”The Big Goodbye”は”The Long Goodbye”と”The Big Sleep”のもじりですね。チャンドラーの「フィリップ・マーロウ」シリーズのパロディというわけです
- ホロデッキが本格的に描かれる最初のお話です(ホロデッキの登場自体はTAS「宇宙のイタズラ魔」の方がTNGよりも先だったりします)
- 初めてのホロデッキに興奮してはしゃぎまくるピカードが子供のようで微笑ましいです。まだこの時期はあまりホロデッキが一般的ではなかったんですね
- ホロデッキの誤作動で危機に陥るというパターンの記念すべき最初のお話です。後のヴォイジャーの頃になると「開始早々にメインキャラが死んだら時間ネタかホロデッキネタと思え」と言われるほど多用されるパターンになります(苦笑)
- ホロデッキ内の人々がどこまで人格や記憶、あるいは魂と言ったものを持っているのかという疑問は、今後のシリーズで大きなテーマになる要素ですね
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