【映画】全身水まみれ!機動警察パトレイバー劇場版4DXで劇場に巨大台風が来た【感想】
30年経っても色あせぬ名作!
今さらではありますが、機動警察パトレイバー劇場版4DXを見てきました。
公開開始後、見たいとは思いつつなかなか実行に移していなかったのですが、公開終了が間近に迫ってきたため慌てて行ってきた次第です。
映画自体は30年も前に公開された古い映画です。
今回4DX化されたパトレイバー劇場版の一作目は、シリーズ最高傑作とも名高い名作中の名作です。まあ残りの劇場版はちょっとエンタメからは離れてしまっていてクセが強いということもありますからね…(私は全部劇場で見ました)
さてこの劇場版1作目。
まだパソコンもあまり普及しておらずスマホもない時代によくもまあこれだけ時代の先を見たストーリーを作ったものだと思います。当時はやや分かりにくかった内容も今の方がすんなりと受け入れられそうですね。
私は当時劇場で見て大変感動し、LDも買って何度も繰り返し見たというお気に入りの作品です。
サントラもヘビーローテーションで聴きまくったのでクライマックスのBGMで微かに一瞬入るハウリング音の位置までしっかり覚えているくらいですよ(苦笑)
本編も何度も見たため、台詞からBGMのタイミングまでしっかり頭にこびりついていますね。これほど何回も見た映画というのはこれの他には最初のガンダム劇場版1〜3作くらいです。
とまあ、それほど何回も見た映画ですから、いまさら4DXで見たからといってストーリー的に新しい感動があるわけではありません。今回のポイントは最初の公開以来30年ぶりに大画面のスクリーンで見られるということと、4DXによってどんな効果が得られるか、というところです。
さてその感想はというと・・・
加減しろ莫迦!!!という感じ(苦笑)
いやはや、座席が激しく動き回るのは分かってたことなんで構わないのですが、水の量がまあとにかく多い!!!
風速40mの巨大台風が迫る中でのクライマックスですから吹き荒れるのは分かりますが、もう遠慮なくバシャバシャ水が飛んできます。
風もおそらく設備が出せる最大出力で吹かせてるんじゃないでしょうか。もう変な笑いが出てきましたわ。いや素晴らしい。
一応止めようと思えば水はスイッチで止められますが、せっかく4DX見に来てそれを止めるというのはあまりにも野暮というものでしょう。
そう言う点では、4DXとは非常に相性の良い作品だったのではないかと思います。
まあ一つだけ不満を言うならば、今回の4DX版は劇場公開の約10年後に制作された音声リニューアル版が音源になってるため、劇場公開版に慣れ親しんで頭にこびりついている私のような人間には台詞のニュアンスやタイミングの微妙な違いが気になってしまいます。
そのかわり音響は5.1chにグレードアップして、おかげでオリジナルでは聞き取りにくかった台詞が聞きやすくなったりもしているため、一概に悪いことばかりではありません。
でも箱船をパージしていくときの「パージヲ、ジッコウ、シマス」のアナウンス音声は圧倒的にオリジナル版の方がいいんですよねぇ。リニューアル版はオリジナルよりも聞き取りにくくなってしまっていますね。ここだけはちょっと残念です。