【ST関連作品】宇宙探査艦オーヴィル:S2第11話「過去との通信」あらすじや感想など
シーズン2 第11話(通算23話)「過去との通信」”Lasting Impressions”のあらすじ
ニューヨークで2015年に埋められたタイムカプセルが発見された。
内容物はデルタ星の博物館に展示されることになり、オーヴィルが運搬の任務を受ける。
中にあったiPhoneは回路が劣化していたが、ジョンとゴードンが再起動に成功した。メディアファイルにあった映像には、このiPhoneの持ち主ローラ・ハギンズからのビデオメッセージが残されていた。
他にも大量に残されていたメールやメッセージは21世紀の文化を知るための貴重な資料だった。ゴードンはそれを調べるうちにすっかりローラが気に入ってしまう。
そこでiPhoneの情報を元にシミュレーター(ホロデッキ)のプログラムを作成する。再現された21世紀の世界で、ゴードンはローラに恋をしてしまった。
興奮したゴードンはローラのことをエド達にも明かすが、彼らの反応は冷ややかだった。エド達はゴードンが作り物の世界にのめり込みすぎることを心配する。
そんな心配を余所にゴードンとローラの関係は良好に進展するかと思われたが、ローラは昔の恋人グレッグとよりを戻してしまった。そして嫉妬したゴードンがグレッグをプログラムから削除したことで事態は急変した。
グレッグが消えたことでローラの性格も変化してしまったのだ。それはもはやゴードンが愛する彼女ではなくなってしまっていた。
ようやく目が覚めたゴードンはグレッグを復活させる。すると彼女は元の明るさを取り戻した。
本物のローラは既にこの世にはいない女性だと分かってはいたが、ゴードンはそんな彼女の幸せを願い別れを告げるのだった。
補足情報や感想など
- トゥボックだーーーーー!!
冒頭から唐突にトゥボック役のティム・ラス氏が登場するのでビックリしました - タイムカプセルに入っていたX-MENのTシャツは「フューチャー&パスト」のやつですね
- この作品世界では21世紀に大きな気象変動が起こって人類は絶滅しかけたようです
- ホロデッキ内のキャラクターとスマホでメッセージのやりとりをするというのは面白いですねぇ。この発想はなかった
- 前回に引き続きゴードンのメイン回。ホロキャラクターに恋をするというのはTNG等でもお馴染みのパターンですが、既に本物の彼女は350年前に死んでいるわけで、その辺の切なさが実に良い塩梅です。ゴードン役スコット・グレイムス氏の演技も脂がのってますね
- サブエピソードのタバコ中毒になるボータスは愉快でした。すっかり分煙化が進んでいる今のご時世に、あえてこういう古典的喫煙ドタバタネタをやるのが一周回って新しいですわ
- ゴードンの恋がどういうオチを付けるのか興味深く見ていたのですが、とてもリアルで説得力のある結末でした。良いシナリオだったと思います
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