自作塗装ブースの作り方(その4)換気扇の電気配線を簡単に済ませる具体的なやり方
まずは配線図を確認します
今回は換気扇に対する具体的な電気配線のお話です。電気知識の無い人でも出来るだけ簡単に済ませるための方法をご紹介します。
まずこちらですが
これはうちの自作塗装ブースに使っているパナソニック製換気扇の説明書からの抜粋です。
風量切り替え機能の無い換気扇には電線の連結端子が2つ、切り替え機能つきの場合は3つ用意されています。風量の切り替えを利用する場合はちょっと配線が複雑になりますが、そうで無い場合の配線は全て線2本を連結端子に差し込むだけで済むということがわかります。
つまり風量切り替えを使わない場合の配線はとても単純と言うことです。コンセントの2つの穴からの配線を換気扇の連結端子の2カ所に繋いでやれば換気扇は回るんですからね。
(もしここまでの話に理解が付いて来れていない場合は、配線は専門の方に任せて自分でやるのはやめましょう。いやマジで)
換気扇を動かすだけの簡単な配線
使用するケーブルは2芯の1.6mmFケーブルです。
必要な長さにケーブルを切ったら、片側にコンセントの差し込みを取り付け、もう片側は換気扇の端子に接続できるように加工します。
これを換気扇の端子に繋いでやれば、コンセントを差し込めば換気扇が回り引っこ抜けば止まる、というだけの最も単純な配線ができあがります。ぶっちゃけこれだけで必要十分な機能はできあがりますので、面倒な配線をしたくなければこれで終わりにしても良いと思います。
コンセント差し込み部品の取り付け加工はちょっとだけ技術が必要ですが、そんなに難しいことはありません。私の配線したコンセントはこんな感じになっています。
まあ実を言えば、本当にこれだけの配線で十分というのであれば加工済みのケーブルも売っていたりします(ただしビニルコードのため耐久性はFケーブルより劣ります)
もしスイッチでのON・OFFがしたければ、下記のような物をコンセントに噛ましてしまうのが手っ取り早いです。
風量切り替えを使いたい場合の配線
風量の切り替えをしたい場合はスイッチ部品を配線する必要がありますので、少々複雑になります。
我が家の場合はスイッチボックスにスイッチを取り付けて配線し、塗装ブースの上に置いてあります。
中の配線はこのようになっています。
コンセントから2芯で送られてきた電気をこのスイッチを介して3本の線にて換気扇に送ります。そのためこのスイッチボックスから換気扇までの配線には3芯のケーブルを用いています。
白い線はスイッチを経由せず直接換気扇の端子に向かうように結線しています。これは換気扇の連結端子の「共通」に接続しなければなりません。白い線同士を接続するのには差し込み型のコネクタを使用しています。
コネクターは圧着などの作業をしなくても差し込むだけで接続が出来ますので大変簡単です。ホームセンター等へ行けば安く売っています。
このあたりの配線はうっかり間違った接続をすると、コンセントを差し込んだ瞬間にショートしてブレーカーが落ちたりすることにもなりかねませんので、最初にご紹介した配線図を見て電気の流れる経路が理解できないようでしたら無理に自分でやらずに分かる人に昼飯でも奢ってオネガイした方が良いです。
くどいようですが自信が無い場合はすっぱり諦めましょう。電気の配線ミスは重大事故に繋がる可能性がありますので本当に気を付けて下さい。
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