スタートレック・エンタープライズ:S4第17話「誘惑の甘い罠」あらすじや感想など
シーズン4 第17話(通算93話)「誘惑の甘い罠」”Bound”のあらすじ
宇宙基地建設の候補地を調査するためベレンガリウス星系へと向かうエンタープライズに、ハラッド・サーというオリオン人が接触してくる。
以前オリオン人には酷い目に遭っているため用心してかかるアーチャーだったが、ハラッドはマグネサイト鉱脈の共同開発を持ちかけてくる。
だが、なぜかアーチャーはあまり熟考しないままにその申し出を受けてしまう。そしてオリオンの踊り子3名が贈り物としてエンタープライズに送られてきた。
ところがこの踊り子達によって船内の男性クルーは次々と魅了されていき、任務に大きな支障が出始める。アーチャーも正常な判断力をなくしていき、特に機関部のケルビーはトリップへの対抗心から反乱まで起こしてしまう。
原因は踊り子達の放つフェロモンにあった。
だがなぜかトリップだけは影響を受けていなかった。フェロモンに免疫を持つトゥポルと精神的繋がりを持っていたおかげだった。
ケルビーの破壊工作で動けなくなってしまったエンタープライズに、ハラッド・サーの船が襲いかかってくる。
動力も武器もダウンしブリッジは踊り子達に占領されてしまうが、タッカーとトゥポルの活躍によって撃退に成功。踊り子達もハラッドにお引き取り頂くこととなるのだった。
補足情報や感想など
- アーチャーはクリンゴンとオリオンの双方から指名手配中とのこと。まあそうでしょうねぇ
- オリオンの踊り子をこれ程念入りに描写するのはTOSでもなかったことです。でも個人的には踊り子達の真ん中に置いてあった豚の丸焼きの方が気になって気になって(苦笑)
- 儲け話を持ってくる相手は信用しない方が良いというのは、いつの世も変わりませんね。フェレンギ人だったらどう対応したんでしょう?
- 今回からトリップの腕のワッペンはコロンビア号になってます。そうしておいてから「実は……」とする辺り、トリップも人が悪い
- クルーが次々とおかしくなっていくというのは割と昔からの伝統的なパターンです。TOSならマッコイの薬一発で全員すぐに元に戻りそうな話ですね
- ラスト近く、バルカン人であるトゥポルのジョークで事件を締めくくるあたりには、かなりTOS風味を感じました(スポックとマッコイの掛け合いを彷彿とさせます)
- オリオンが実は女性優位の社会というのは、後のディスカバリーでも踏襲されることになります
エンタープライズの目次ページはこちら