スタートレック・エンタープライズ:S3第12話「選ばれし領域」あらすじや感想など
シーズン3 第12話(通算64話)「選ばれし領域」”Chosen Realm”のあらすじ
新たに発見した3つめの球体の調査をしていたエンタープライズに、救難信号を出しながら接近して来る船があった。
乗っていたのはトリアノン人という種族で、リーダーはディジャマットという人物だった。彼らは球体を作った者を神と崇める巡礼者の集団だった。
最初は友好的に接してきた彼らだったが、体内に仕込んだ爆弾を用いた自爆テロによってアーチャーを脅迫し、エンタープライズをハイジャックしてしまう。
ディジャマットはエンタープライズの攻撃力を使って戦争を起こし、トリアノン星において自分たちの教義に反するグループを一掃しようとしていた。
処刑されるフリをして転送で身を隠したアーチャーは、ディジャマットのやり方に反感を持っていたヤリックという若者を味方に付け、ドクターの作った薬品を船内に散布して爆弾の無力化に成功する。
軍人部隊と保安部によって船内は制圧され、エンタープライズは奪還された。
しかしディジャマットは計画が失敗してもなお尊大な態度を崩さない。アーチャーはそんなディジャマット達をトリアノン星へと連れていく。
降り立ったトリアノン星は、拡大した宗教戦争のために既に廃墟と化した後だった……
補足情報や感想など
- 宗教テーマのエピソードです。9.11後間もない頃の米国ドラマにおける宗教テーマというとイスラム教を敵視するものになりがちでしたが、今回のはいわゆるカルト教団ネタですね
- エンタープライズの保安態勢はいいかげんもう少しどうにかするべきです(後年の「ディスカバリー」でも似たようなことを感じますが……)
- ディジャマットがとにかく嫌な感じでリーダーとしても敵役としても魅力が感じられません。こういうのは相手側にもある程度共感できる余地がないと深みが出ないと思うのですが
- 見ている間、早くディジャマットをやっつけちゃえとしか思えないのですが、最後の最後まで往生際が悪くてストレスがたまります
- そこへ来てあの唐突なオチになるので、正直唖然としました。それでスパッと終わる潔さは悪くはないと思いますが、これでは視聴者の溜飲も下がりませんよぉ
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