スタートレック・エンタープライズ:S1第1・2話「夢への旅立ち」あらすじや感想など
シーズン1 第1・2話「夢への旅立ち」”Broken Bow”のあらすじ
バルカン人とのファーストコンタクトからおよそ90年が経過した2151年、地球のオクラホマ、ブロークンボゥに1隻の宇宙船が墜落した。
乗員のクリンゴン人は何者かに追われていたが、追っ手を倒した直後に現地の農夫に撃たれ重傷を負ってしまう。
この時代の地球は、バルカン人によって宇宙への進出を大幅に制限されていた。
バルカン大使はクリンゴン人を遺体としてクロノスに送り返すと言うが、アーチャーはそれに反対し自らの手で生きたまま送り届けると宣言する。
地球連合宇宙艦隊の最新鋭艦NX-01エンタープライズ号は、アーチャー船長の指揮の下一路クロノスを目指すことになった。
しかし航行中のエンタープライズに侵入したスリバン人によってクリンゴン人は誘拐されてしまう。
アーチャーは犯人を追跡しようとするが、バルカン人乗員のトゥポルはあまり協力的ではなく、アーチャーには苛立ちが募っていく。
手がかりを求めてライジェル10号星へやってきたアーチャー達はサリンというスリバン人女性と接触し、クリンゴン人の名がクラングだという事を知る。
彼女によると「カバル」と呼ばれるスリバン人の一派が未来から指示を受け、クリンゴンに内戦を起こそうとしているらしい。だがカバルの襲撃によりサリンは死亡、アーチャーも怪我を負ってしまう。
トゥポルのおかげでスリバン船の追跡に成功したエンタープライズは、ガス巨星の中で彼らの基地である”螺旋艦”を発見する。潜入したアーチャーとタッカーは、苦労の末クラングの救出に成功する。
クラングはクロノスへと送り届けられ、彼の持ち帰った情報はクリンゴンの危機を救った。
今回の成功により、エンタープライズはこのまま宇宙探査の任務を続けることになった。
アーチャーはトゥポルに改めてクルーとして参加してくれるよう頼み、トゥポルもそれを快く受け入れるのだった。
補足情報や感想など
- アメリカのドラマに限った話ではありませんが、どうも長く続いたシリーズってエピソードゼロというか、過去話をやりたがる傾向がありますよねぇ
- というわけで惑星連邦設立前の世界を描くシリーズです。カーク船長も当然生まれてすらいません
- 実を言うと初回放映当時、個人的事情であまり真面目に見ることが出来なかったシリーズなので、今回改めてちゃんとシリーズ通して見ようと思っています
- 古い時代を舞台にしていますが、ここで登場するクリンゴン人は「宇宙大作戦」で登場した人間に似た姿ではなく、TNG等でお馴染みのいつもの外見です。この理由はかなり後の方でちゃんと説明されますのでお楽しみに
- アーチャーはまだ転送装置を信用しておらず、自分の愛犬すら転送はさせないと言うのですが……(こんなところに劇場版への伏線が(苦笑))
- ワープコアがデカい
- テクノロジーで大きく劣り、他種族の文化にも疎い地球人が繰り広げる冒険、というのはなかなか新鮮ですね。エンタープライズも最新鋭艦とはいいながら転送は不確実、まともなシールドもなく速度もワープ5がやっとです
- 第一話から早々に「時間冷戦」という単語が登場しました。これがこのシリーズのキーポイント
- 転送時のバイオフィルターといった検疫措置がないため上陸班は帰還時に除菌ジェルを塗るのですが、これが無意味にお色気シーンになってるのには苦笑するしかありません。あとサトウさんがシートベルトの設置を進言するのはファン向けのギャグですね
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