スタートレック:ディスカバリーS5第6話「口笛言語」あらすじや感想など
シーズン5 第6話(通算61話)「口笛言語」”Whistlespeak”のあらすじ
ISSエンタープライズで入手した手がかりは、いくら調べてもただの蒸留水でしかなかった。
しかしこの水がデノビュラ人科学者のクリール博士と関連があると分かり、バーナムは惑星ハレムノが次の目的地だと推察する。
ハレムノは乾燥した砂嵐の惑星だが、デノビュラが設置した気象タワーにより水を生成して居住可能地域を維持していた。
しかし長い間メンテナンス無しで可動を続けていたためタワーは停止しかかっており、一度リセットをしなければこの居住可能地域は全滅する運命にあった。また故障により生じたエネルギーフィールドのために転送も出来ない状態だった。
一方、ハレムノ人達は装置のある高き頂を神聖な寺院として崇めていた。寺院に入れるのは強い信仰心を示せた者だけなのだ。
バーナムとティリーは寺院へ入る権利を得るために、参拝者達による過酷な競争へと参加するのだが……
情報を整理してみる
- 6人の科学者のうち5人の名前と種族が分かりました(下記参照)
- デノビュラ人といえばENTのメインキャラの一人、ドクターフロックスが有名ですね。惑星連邦創設前から地球と友好的な関係にある種族です
- ハレムノの文明はワープ文明に達していないため、クリール博士は人道的判断で装置を設置した後、それが科学的なものだと分からないよう自然物に見せかけて隠しました
- ハレムノ人は通常言語の他に口笛を言語として使う種族でした
- ドクターカルバーはトリルでジナールの意識を受け入れて以来、魂の繋がりのようなものを感じていますが、科学的確証が得られず漠然とした不安感もあるようです
- 競争にはティリーと司祭の娘ラヴァが優勝しました。バーナムはわざとリタイヤして塔の外部に発見したコンソールを修理し、転送が出来るようにしました
- 参拝者を選ぶ競争は、実は生け贄を選ぶ儀式でした。ハレムノ人達は生け贄によって雨を降らせることが出来ると信じていました
- バーナムは艦隊の誓いを破って司祭のオヴァーズに正体を明かし、ティリーとラヴァを助けました
- 気象タワーは全部で5つあり、故障していた5番目のタワーから次の手がかりを発見しました
ここまでの遺物収集の流れ
隠し場所:担当科学者(種族)教訓
- リレクの墓地:ヴェレク博士(ロミュラン人)文化的背景の重要性
- トリルの聖地:ジナール・ビックス(トリル人)異なる生命体への敬意と尊重
- ISSエンタープライズ:ドクターチョウ(テラン人)未来は自分で切り開ける
- ハレムノ:クリール博士(デノビュラ人)科学技術は重大な責任を伴う
- ?:マリナ・デレクス(ベタゾイド人)
今回の感想
どうみてもかけっこが苦手そうなティリーにかけっこで競わせるとか、何の罰ゲームなんでしょう(苦笑)
競争の失格者が水を飲むシーンで水をこぼしまくるのは気になったなぁ。水が超貴重なはずなのに水の扱いが少々雑かと(細かいことですが、こういう所が気になってしまうタチなもので)
あとサブタイトルが「口笛言語」なんですが、口笛言語はそれほど重要な役割ではありませんでしたね。この辺ももう少し練り込んで欲しかった感じがします。
今回教訓として語られたのは「科学技術の責任」でした。もっと宗教的な内容になるのかと思って見ていたので、これはちょっと意外でした。
むしろハレムノ人よりもドクターカルバーの方が「魂の繋がり」などとスピリチュアル的なものを伏線として積み重ねているので、この辺が最終的なテーマへと繋がっていくような気がします。とはいえこの辺はまだ未知数ですね。
それにしても相変わらず艦隊の誓いはすぐ破られますなー(苦笑)
どうせなら秘密を守るために神様のフリをやり通すとかの展開でも良かったかも。まあそういうのはパイク船長やカーク船長の方が得意そうですけどね。
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