スタートレック:ディスカバリーS1第12話「大それた野心」あらすじとか情報整理とか感想とか
シーズン1 第12話「大それた野心」Vaulting Ambition
タイラーの正体が判明し、ジョージャウ皇帝も登場。
怒濤の展開はまだまだ続きます……
(以下ネタバレあり)
第12話のあらすじ
バーナムとロルカは皇帝の宮廷船に向かう。
拷問室へ送られるロルカ、皇帝と食事をするバーナム。バーナムはこの世界の自分もジョージャウと親密な間柄であったことを知る。
だがジョージャウ皇帝はバーナムがロルカと通じてることに気付いており、反逆罪でバーナムを処刑しようとする。
バーナムは自分が平行宇宙から来たことを皇帝に告げる。すると皇帝はその場にいる他の者を殺害して口封じをする。皇帝は惑星連邦の存在を知っていたが、連邦の主義は帝国を弱体化させる危険なものとして機密扱いにしていたのだ。
昏睡状態のスタメッツ大尉はマイセリウムネットワーク内で鏡像宇宙側のスタメッツ自信と対話していたが、ネットワーク内にドクター・カルバーが存在することに気付く。カルバーは自分が死んだことをスタメッツ大尉に告げる。
カルバーとの対話によりスタメッツは現実に戻る。しかしネットワークに起きた悪影響により、マイセリウムのプラントが枯れ始めていた。
2つの意識のせめぎ合いで苦しむタイラー(ヴォーク)を助けるため、サルーはルレルに彼の治療を依頼する。
バーナムはジョージャウ皇帝との取引のためディスカバリーを呼び寄せる。だが皇帝と会話するうちに、ロルカ船長が実は元々鏡像宇宙側の人間であったことに気付く。
本性を現したロルカは拷問室から脱獄する……
情報を整理してみる
- 入手したディファイアントのデータは重要な部分が削除されていたため、皇帝の旗艦にあると思われるオリジナルデータが必要になった
- 鏡像宇宙側のスタメッツも実験の影響で昏睡状態にあり、ネットワーク内に現れるもう一人の自分と様々なビジョンを共有していた。
- 鏡像宇宙側のスタメッツが行った利己的な実験のせいで、マイセリウムネットワークに悪影響が広がっているらしい
- ケルビアン人は鏡像宇宙側では宮廷料理の食材……
- ジョージャウ皇帝はディファイアントの資料から惑星連邦の存在を知っており、連邦の思想は危険なものだと考えている
- ディファイアントのデータは帰還の役に立たないと判明する
- 鏡像宇宙側の人間は強い光に弱い(序盤から伏線があったんですね~)
今回の感想
ジョージャウ皇帝は冷酷な人間でありながら、意外と話が通じる相手でもありました。それは結局バーナムへの愛情によるものでしたね。鏡像宇宙側のバーナムもまたジョージャウと母娘のような絆があった、というのにはつくづく因縁を感じます。
そしてなんと言ってもロルカ、彼が本当は鏡像宇宙側の人間であったことが判明しました。これについてはシリーズの序盤から台詞や行動に細かくヒントが配置されていたんですね。
今回は2回目の視聴だったのでそのあたりをずっと注目して見ていたのですが、丁寧に伏線が仕込まれていたことが改めて分かりました。
言われてみれば確かに不自然な点が最初からあったんですよね。バーナムを戦時徴用するところからして彼の計画のうちだったわけです。こういう丁寧な作りは流石だなと思います。
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