スタートレックDS9:S6第11話「不滅の悪意」あらすじや感想など
シーズン6 第11話(通算135話)「不滅の悪意」”Waltz”のあらすじ
U.S.S.ホンシュウはガル・デュカットの護送任務を行っていた。特別陪審に出廷させるためだ。
艦に同乗したシスコは久々にデュカットに対面する。一時は精神的におかしくなっていたデュカットだったが、現在は目覚ましい回復を見せている様子だった。
だがホンシュウはカーデシアの攻撃で撃墜されてしまう。
かろうじて脱出したシスコとデュカットはシャトルで近隣の惑星に不時着するものの、シスコはケガを負って満足に動けない。デュカットは救難信号や食料の用意を手際よく進めていく。
一見冷静なデュカット、だが彼は正常な精神状態ではなかった。
幻覚と会話し、嘘をつきながらシスコの面倒を見る彼は、徐々に正気を失っていく。
シスコもデュカットの異常に気づき話を合わせていくが、シスコがこっそり通信機の修理をしていたことに気付いたデュカットは激昂し、シスコを殴りつける。
デュカットはシスコと会話をしながら、徐々に本音を吐き出していく。
最初はシスコに評価されたいと思っていたデュカットだったが、シスコは対決姿勢を崩さない。
デュカットの憤りはやがて過去への後悔からベイジョー人への憎悪へと集約されていく。
ベイジョーを壊滅させる決意を固めたデュカットはシャトルで逃亡し、そのシャトルを感知したディファイアントによってシスコもかろうじて救助された。
デュカットが次に何をするのかは分からなかったが、シスコも彼と対決する覚悟を決めるのだった。
補足情報や感想など
- 今回はシスコとデュカットの2人に焦点を当てた会話劇です
- デュカットは「ディープ・スペース9奪還作戦・後編」で逮捕されましたが、娘ジヤルの死のショックで心神喪失状態になっていました
- 2人きりで洞窟の中で過ごしながらほぼ会話だけで進みます。大変地味なお話ですが見応えがあります
- ケガをした上、さらに殴られてボロボロになったシスコの方が外見的には痛々しいのですが、すっかり精神的におかしくなってしまったデュカットの方が哀れで痛々しく見えてしまいますね
- デュカットはベイジョー人への憎悪をあらわにし、最終的にベイジョーを壊滅させる決意を固めますが、これってある意味シスコが煽って追い詰めたせいでもあるのでは……
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