スタートレックDS9:S5第15話「敗れざる者・後編」あらすじや感想など
シーズン5 第15話(通算113話)「敗れざる者・後編」”By Inferno’s Light”のあらすじ
ガンマ宇宙域からやってきたジェム・ハダー艦隊は、ステーションを攻撃するのではなくカーデシアへと進路を取る。それにデュカットの船が続く。
実はデュカットは数ヶ月前から交渉を続けており、カーデシアはドミニオンに加盟するというのだ。
カーデシアの元首となったガル・デュカットから声明が発せられ、カーデシア領内のクリンゴンとマキに対しての徹底抗戦が告げられる。
クリンゴン艦隊はドミニオンに手ひどくやられ、シスコはドミニオンを打ち破るためガウロン宰相にキトマー協定の再開を申し入れる。再び連邦とクリンゴンは同盟関係となった。
一方捕虜収容所では、ウォーフやガラック、ベシア達の脱出作戦が進行していた。テインの作った通信機を調整してランナバウトの転送機を作動させようという作戦だ。だが狭い壁の中での作業は困難を極める。
またジェム・ハダーの訓練と称して決闘に駆り出されたウォーフは日に日に弱っていくが、決して心が折れることは無かった。
ガラックは通信機の調整をやり遂げて転送機を作動させ、捕虜達は脱出に成功する。
その頃DS9では連邦とクリンゴンの連合艦隊がドミニオンとの戦闘準備を進めていた。
ロミュラン艦隊もこれに加わってくるが、ベシアに化けた可変種はベイジョーの太陽を超新星化させて連合艦隊を全滅させようとする。
本物のベシアからの連絡でこれを防いだシスコ達は、どうにか最初の危機を切り抜けたことに安堵する。
情勢が本格的に戦争へと向かい始める中、シスコとデュカットは通信を交わし、互いに対決の覚悟を固めるのだった。
補足情報や感想など
- 本格的に情勢がキナ臭くなってきました
- 捕虜収容所側のストーリーはいわゆる「プリズンブレイク」ものですが、雰囲気としては古い映画の「大脱走」といった感じです。閉所恐怖症を押して作業をするガラックは、さしずめチャールズ・ブロンソンですね
- しかし何の妨害も無く簡単に転送できてしまうあたり、かなりご都合主義的な展開でもあります
- 突然ロミュランが参戦。ロミュランの出現は少々唐突だった気がしますが、DS9に集結する連合大艦隊は見応えがあります
- マートク将軍がクリンゴンDS9常駐艦隊の司令官に任命されました
- デュカットも娘ジヤルを裏切り者と見限り、そのジヤルもガラックとの関係が進展します。あれだけ子煩悩だったデュカットが、娘を殺すことをいとわない作戦を平然と実行している辺りがポイントですね……
- そして何といってもシスコとガル・デュカットの対立が明確になりました。一時期だいぶ仲良くなってたのを、一気に引き戻してきましたよ
- と、着々と今後の展開への準備が整ってきました。今後のシリーズの流れを決める重要なエピソードでしたね
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