スタートレックDS9:S4第25話「クワーク、絶体絶命」あらすじや感想など
シーズン4 第25話(通算97話)「クワーク、絶体絶命」”Body Parts”のあらすじ
ケイコはガンマ宇宙域のトラッド5号星へ植物調査に出かける。オブライエンは心配で気が気ではない。
しかし帰還したランナバウトは小惑星との激突で損傷しており、ケイコは重傷を負っていた。ベシアは胎内の子供を助けるために、胎児をキラのお腹へと移動させる。
一方、クワークは健康診断でドレク症候群という不治の病に冒されていることが判明する。1週間もすれば死んでしまうというのだ。
クワークはロムの勧めもあって自分の遺体を競売にかける。すると破格の高値で入札をしてくる匿名の人物が現れる。クワークは即決で自分の売却を契約する。
ところがドレク症候群は誤診だったとの報が入る。喜ぶクワークだったが、そこに落札者がやってくる。それはFCAのブラントだった。
ブラントは生死に関わらず契約通り遺体をもらっていくという。彼はクワークのことをフェレンギ人の掟に反する博愛主義者の裏切り者として憎んでおり、クワークの破滅を望んでいたのだ。
クワークは商人としての誇りとルールを守るため、ガラックに自分を殺して欲しいと依頼する。
だがクワークは夢の中で初代グランドネーガスからの啓示を受け、契約を破棄することを決意する。それはフェレンギ社会からの追放を意味していた。
財産の全てを没収され、何もなくなった店内で途方に暮れていたクワークだったが、そこにステーションのみんなが家具や酒を持ち込んで来る。
お金は失っても、友情という最高の財産が残っている事を知って、クワークの胸はいっぱいになるのだった。
補足情報や感想など
- この政治情勢で妊娠中のケイコさんをガンマ宇宙域に行かせるというのは心配して当然ですね
- クワークって凄まじい額の借金抱えてるんですね。しかも連邦にベッタリの博愛主義者というイメージを持たれているそうです。実際、従業員には休暇や待遇の改善を認めて来ましたし、弟はDS9の技術部員で甥は艦隊アカデミーの生徒ですからね
- 初見の時はブラントと医者がグルでクワークを罠にかけたんじゃないかと思ったんですが、特にそのような言及はありませんでした。
- 殺し方を検討するクワークとガラックのシーンが楽しいです
- 色々と理屈を付けてオブライエンの第2子がキラのお腹に移動しました。この当時キラ役のナナ・ヴィジターさんが実際に妊娠しており、大きなお腹のまま出演するための策だったというのは有名な話です。
ちなみにお父さんは当時ナナ・ヴィジターさんと交際していたドクターベシア役のアレクサンダー・シディグ氏というのもよく知られたお話です - ラストシーンの、言葉に詰まって何も言えなくなるクワークが泣けますね。良いシーンでした
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