スタートレックDS9:S3第7話「暴徒制圧モード始動」あらすじや感想など
シーズン3 第7話(通算53話)「暴徒制圧モード始動」”Civil Defense”のあらすじ
カーデシア占領時代の金属加工機から古いシステムを削除し、デューテリアム加工機に作り替える作業を行っていた。
だが作業中のジェイクとオブライエンは、どうしても消去できないファイルに行き当たる。ファイルを隔離しようとしたところ保安プログラムが作動し、金属加工場は隔離されてシスコ共々閉じ込められてしまう。
それは暴動が起きた際の制圧用プログラムだった。このためにステーション全体のシステムが麻痺してしまう。
解除するにはカーデシアの非常用コードが必要だが、それを知っている者は誰もいなかった。
ジャッジアは司令室のコンピューターを復帰させようとするが、それを破壊工作と判断したプログラムは居住区に毒ガスを放出しようとする。
ガラックによるとシステム全体を復旧させるコードはガル・デュカットしか知らないという。
ガス放出を防ぐため、やむを得ず生命維持装置を停止させるが、これにより今度はステーションの自爆装置が作動してしまう。
さらに自動攻撃システムまで起動し八方塞がりになった司令室に、突如ガル・デュカットが現れる。自動送信された自分からの救難信号をキャッチしてやってきたというのだ。
デュカットはプログラム停止の見返りにDS9の明け渡しを要求するが、キラが受け入れるはずもない。
だがデュカットが転送で船に戻ろうとすると、隠されていたもう一つのプログラムが起動する。デュカットが一人だけ逃げだそうとしたと判断し、彼のコードを無効にしてしまったのだ。これでデュカットも閉じ込められた。
デュカットの協力でメインパワーグリッドを停止することに成功し、ステーション中の隔離は解除されたが、自爆まではあと10分を切っていた。
止めるには核融合炉を手動で止めるしかない。
幸いにも近くのフロアにいたシスコは核融合炉に向かい、決死の行動によりステーションの自爆は回避されるのだった。
補足情報や感想など
- 子供のジェイクならダクトを伝って脱出できる、という描写がありましたが、すでにジェイクはシスコやオブライエンよりガタイがデカいんですが……
- 次々と厳しくなっていく暴動制圧プログラムが、ねちっこくて嫌らしいです。その度に流れるデュカットの映像がまたいやらしい!
- さらに突如やってきて、ドサクサに紛れてDS9を明け渡せと言い出すデュカットが輪をかけていやらしい! 今回はデュカットのネチっこさがとにかく印象に残ります。
- ところが余裕しゃくしゃくだったデュカットまで窮地に陥る展開は、ざまあというか笑えるというか(苦笑)
- 燃えさかるメンテナンス・コンジットを這って融合炉へ向かうシーンは、なんとも古典的スペースオペラ風味ですね
- 今回は物凄い危機で緊迫感があるのに、作りはコメディタッチという非常に高度な構成でしたね。上手いわ~
- 事件が解決した途端「早く帰れ」とクワークを追い出そうとするオドーに吹き出します。ちなみにオドーによるクワーク評は「高慢に振る舞う詐欺師だが自認するほど賢くない」だそうです
- 余談ですが、時系列的には前回と今回の間くらいのタイミングでヴォイジャーがデルタ宇宙域に飛ばされています(ただし番組の放映開始は今回の放送よりも2ヶ月ほど経ってからになります)
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