スタートレックDS9:S2第25話「疑惑の法廷」あらすじや感想など
シーズン2 第25話(通算45話)「疑惑の法廷」”Tribunal”のあらすじ
久しぶりの休暇を妻のケイコと2人きりで楽しんでいたオブライエンだったが、突如カーデシア船に拿捕されてしまう。
乗り込んできたガル・イヴェックはオブライエンを逮捕しカーデシア・プライムへと連れ去っていく。
執政官のマカバーによるとオブライエンは裁判にかけられると言うが、既に有罪は確定しており、罪状は当日まで明かされないという。
DS9にも裁判の通達が来たが、処刑の日程まで伝えてくるマカバーにシスコもケイコも激しく反発する。
占領時代にカーデシアの裁判所職員の資格をもっていたオドーは、被告のネストール(アドバイザー)として裁判に参加を申し込み、ケイコと共にカーデシア・プライムへと向かう。
公選弁護人のコヴァットがオブライエンに会いに来るが、彼は裁判が見せしめであることを公然と述べ、裁判で戦う気など微塵もなかった。
一方シスコ達はオブライエンの罪状が何なのかを突き止めようとしていた。そして武器庫の光子魚雷の弾頭24機が盗まれていることを発見する。折しも2週間前、マキがボリアン貨物船から弾頭のない光子魚雷を強奪していた。
シスコ達はマキの一員、レイモンド・ブーンがあやしいと割り出す。ブーンはオブライエンの古い友人でもあり、休暇に出る直前のオブライエンと会話を交わしていたのだ。
しかし突如現れたマキの工作員が、ブーンはマキのメンバーではないと忠告して去って行く……
裁判が始まり、オドーはブーンがねつ造した音声テープを証拠として提出しようとするが、裁判長は一切証拠を採用しようとはしない。
だがシスコがブーンを法廷に連れ込むと、突如マカバーの態度が一変しオブライエンは釈放された。
実は今のブーンは本物ではなく、8年前に整形で入れ替わったカーデシア人のスパイだったのだ。
全ては連邦の権威をおとしめるためのカーデシアの陰謀に他ならなかった。陰謀が明るみになったことを悟ったマカバーは、慌てて裁判を打ち切ったのだ。
シスコはオブライエンの休暇を延長し、笑顔を取り戻した夫妻を休暇先へと送るのだった。
補足情報や感想など
- 毎シーズン恒例のオブライエンが酷い目に遭う回です(えー)
- カーデシアの裁判は始まる前に判決が決まっていると、以前ガル・デュカットが言っていました(シーズン2第21話「戦争回避 パート2」)
その効率の良さを自画自賛していましたが、どう考えても冤罪判決出しまくりでしょうね - わざと極端に描かれていますが、カーデシアの裁判は裁判ではなく出来すぎた見世物の小芝居でしかありませんね
- 裁判物の面白さというのは、互いの理論や話術のぶつかり合いだったり、意外な新事実が明らかになるような先の読めない展開などにあると思うのですが、こうも一方的に悪意のある裁判では勝利のカタルシスよりも嫌悪感が先に立ってしまいますなぁ
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