スタートレックDS9:S2第23話「二人のキラ」あらすじや感想など
シーズン2 第23話(通算43話)「二人のキラ」”Crossover”のあらすじ
ガンマ宇宙域に作られたベイジョー初の植民地から帰還する途中、ベシアとキラの乗ったランナバウトはプラズマ漏れを起こしながらワームホールを通過する。
するとワームホールの先にDS9は存在せず、ベイジョー軌道上の”テロック・ロール”には、もう一人のキラが存在していた。
2人は鏡像宇宙へと来てしまったのだ。
ステーションはキラ司令官が絶対権力者として支配しており、副官のガラックは常にキラ司令官の命を狙い、シスコはならず者だった。
地球人はテラン人と呼ばれ、奴隷階級に身をやつしていた。かつて銀河を支配したテラン帝国は、スポックのために弱体化しカーデシア・クリンゴン同盟に打ち倒されていたのだ。
キラ司令官はキラを味方に引き込もうとするが、キラはどうしても彼女に協力する気にはなれなかった。
反乱を起こしたシスコの協力でステーションを脱出した2人は、再びプラズマ漏れの状態でワームホールに突入する。
そしてワームホールを抜けた先には、懐かしのDS9の姿があった……
補足情報や感想など
- 宇宙大作戦シーズン2第4話「イオン嵐の恐怖」で登場した鏡像宇宙を元ネタとしたお話です。なぜかTNGでは全く拾われなかった鏡像宇宙ネタですが、このあと「エンタープライズ」や「ディスカバリー」でもネタに使われます
- DS9って「宇宙大作戦」が本来目指した未来世界やテーマとは対極にあるようなドロドロした人間模様と政治色の強い作品ですが、「宇宙大作戦」からネタを持ってくることは割と多いんですよねぇ
- テラン帝国とかテラン人という用語は今回が初出です(TOSでは使われていません)カークとスポックは鏡像宇宙でも有名人だそうですが、キラは知らないんですね。まあそりゃそうか
- 既にテラン帝国が滅んでテラン人が奴隷になっているというのは、「ディスカバリー」を先に見てしまった人には結構ショッキングかも(苦笑)”あの人”が皇帝のままならこんなことにはならなかっただろうになぁ!
- 鏡像宇宙でこちらの宇宙と違う役回りをしているメインキャラクター達を見るのが楽しいエピソードなのですが、オドーは爆散しちゃうしクワークも処刑されちゃうという……
- 恐ろしく簡単に戻ってくるので、そこはちょっと拍子抜けな感じがあります
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