スタートレックDS9:S2第17話「宇宙の原型」あらすじや感想など
シーズン2 第17話(通算37話)「宇宙の原型」”Playing God”のあらすじ
トリル人の合体候補生アージンがやってくる。彼はジャッジア教官の元で共生ホストとしての研修を受けるのだ。だが”ダックス”は厳しい教官として有名であり、アージンは緊張しきっていた。
ジャッジアはアージンが合体することだけを目標にしていて、その先のビジョンを持っていないことを不安視する。
一方、ステーションではオブライエンとキラ少佐がハタネズミの駆除に追われていた。このネズミは電磁波を好み、ステーション中に繁殖してしまっていた。
ジャッジアとアージンはワームホールに試験飛行に出るが、亜空間インターフェイスポケットから出現した”海草”のような物質と衝突事故を起こしてしまう。
ワープナセルに食い込んだその物質をラボで分析することにするが、ネズミが物質に触れたことで大爆発を起こしてしまう。それは初期段階の宇宙そのものだったのだ。もしこのまま拡大を続ければ我々の宇宙をも飲み込んでしまう。
危険なためその原始宇宙は破壊することになるが、その宇宙内に生命体が生まれた兆候が発見される。これを破壊することは艦隊の理念に反してしまう。
原始宇宙はワームホールに戻すことになり、ジャッジアとアージンがシャトルでワームホールへ向かう。危険な任務ではあったが、アージンの操縦技術のおかげで任務は無事完了する。
この一件で自信を持ったアージンは、ステーションに来たときとは違った晴れやかな顔でトリル星へと戻っていくのだった。
補足情報や感想など
- 候補生5000人に対し、共生生物は300体とのことです。なんかこの割合はシリーズで話題に出るたびに変わりますね(苦笑)狭き門だという点だけは変わりませんが
- ネズミ用の超音波駆除機でクワークが苦しむのが楽しいです
- クリンゴン料理店がまた出てきましたね。やはりラクトは糸コンニャクに見えます
- クワークがかつて出世コースからこぼれ落ちた原因が「金儲けの秘訣第112条 上司の姉妹とは寝るな」を破ったからだそうです
- クワークの励ましが全く励ましになってねぇ(苦笑)
- 原始宇宙をワームホール内に戻すのかと思ったらガンマ宇宙域まで持って行っちゃいましたが……これちゃんと亜空間ポケットに戻せたんだろうか?
- ジェイクがダボガールと付き合うという件が、とってつけたように会話に出てきました(まあ伏線なのはわかってるんですが)
- 小型の宇宙が実験室内に存在するというのは、かなり古典的なSF的アイデアですね。一応エドモンド・ハミルトンの短編に元ネタがあるそうなのですが、残念ながら未読です(ハミルトンは「キャプテン・フューチャー」のいくつかと「スターウルフ」くらいしか読んでないです)
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