スタートレックDS9:S1第1話・第2話「聖なる神殿の謎」あらすじや感想など
シーズン1 第1話・第2話「聖なる神殿の謎」”Emissary”のあらすじ
U.S.S.サラトガに乗船していたベンジャミン・シスコ少佐(当時)は、ウルフ359の戦いで妻ジェニファーを失った。
そして3年後、シスコ中佐は惑星ベイジョー軌道上の宇宙基地、DS9の司令官として赴任してくる。元々はカーデシアが使用していた基地だが、カーデシア撤退後はベイジョー政府の要請により連邦宇宙艦隊が駐留するためだ。
だが基地はカーデシアが略奪を行った後で、スクラップ同然の状態だった。
DS9に寄港していたエンタープライズにてシスコはピカードと面会するが、シスコは、次の司令官が決まり次第艦隊を辞めるつもりだと語る。
一方でベイジョーの宗教指導者カイ・オパカはシスコに貴重な発光体を託し、”神殿”を見つけろと言う。神殿を見つけることがベイジョーの安定に必要だというのだが、シスコはその真意を測りかねる。
古い記録から神殿の手がかりを得て、旧知のトリル人ジャッジア・ダックスとともにランナバウト(小型船)で調査に出たシスコは、ワームホールに遭遇する。
ワームホールは7万光年先のガンマ宇宙域につながっていた。これは大発見だった。
しかし帰還の途中ランナバウトは不思議な場所に墜落し、ダックスだけが解放される。捕らわれたシスコは謎の生命体と遭遇する。
時間の概念が異なる生命体に対してシスコは人間の存在を説明し、同時に自分自身の過去と向き合う。
キラ少佐はDS9をワームホールの前に移動させるが、カーデシアのガル・デュカットが指揮する戦艦を飲み込んだ直後にワームホールは消えてしまう。
これを戦闘行為と誤解したカーデシア艦隊によってDS9への攻撃が始まってしまうが、再び開いたワームホールからシスコとデュカットが帰還したことで戦闘は終了する。
シスコは生命体からワームホールの通行許可を得ることに成功し、今後は安定して通行ができるようになった。
そして過去を受け入れたシスコは、司令官を続けることを決意する。
補足情報や感想など
- ウルフ359の戦い(TNG「浮遊機械都市ボーグ・前後編」)の様子がやっと映像化されました。ファンとしては待望のシーンですが、当然艦隊はボロ負けです……
- Netflixで見直してますが、本国最初期のワームホール無しバージョンのオープニングがちゃんと使われているんですね
- ベイジョーについてはTNGシーズン5第3話「流浪のベイジョー星人」でも言及されていました。TNGのロー少尉もベイジョー人です
- オブライエンがエンタープライズから移動してきています。ケイコさんともども苦労の日々が始まりますね(苦笑)※Netflix版はちゃんとピカード艦長との別れのシーンありますのでご安心を
- 当初の企画ではロー少尉も異動してくる予定だったのですが、役者さんの都合でそれはなくなり、代わりにキラ少佐が用意されたそうです
- この回は時系列としてはTNGシーズン6第11話「戦闘種族カーデシア星人・後編」の直後に当たります
- クセのある新キャラクターが矢継ぎ早に登場しますが、馴染むにはどうしても時間がかかりますね。内容も詰め込み気味なのでちょっと慌ただしいです
- シスコはこの3年間は火星のユートピア・プラニシア造船所に勤務していたそうです(伏線)
- 他にも後の展開に関わる伏線が結構沢山入ってますね。そのせいで少しとっちらかっている印象もあるのですが
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