やり慣れていない布加工へと進みます【1/12ドールハウス⑧】
中国製ドールハウスキットに挑戦・その8
木工関係が一段落したら、次は布素材の工作です。
普段作っているプラモデルとは最も勝手が違う分野ですが、丁寧に進めれば特に難しいことはありませんでした
この段階になると木工ボンドの出番が極端に減って、替わりに速乾ボンドが主役になってきます。本当は布関係には布用の接着剤を用意した方が良かったのかもしれませんが、私は殆ど速乾ボンドで済ませてしまいました。
手始めにベッドのマットから。
不織布を中綿にして、布を巻き込んで木材に接着していきます。マット面にシワが寄らないように気を付けさえすれば大して難しい事はありませんでした。
次にクッションを作っていきます。型紙に合わせて布を切り出したら接着して円筒形にします。
片側を折り返してさらに接着して袋状にします。
あとは綿を詰め込んで反対側も接着すれば完成です。一度作り方が分かってしまうと凄く簡単に量産できますね。クッション作り結構楽しいです。あまりに楽しかったので余った布でもう一個作ってしまいましたよ(それでも綿が余りました)
※写真では接着箇所が分かりやすいようにG17ボンドを使って撮影していますが、グレー生地の方はともかく白い布生地の方でG17を使うと接着剤の黄色が透けてしまいますので、ここにはクリアー接着剤の方を使った方が無難です。
意外と難関なのが椅子です
椅子の材料を地道に切り出していきます。この辺はあらかじめ切り出しておいた型紙を材料の上にに置いてペンでなぞって形を写し、ハサミでざくざくと切っていきました。どうせ布を巻き込んで見えなくなってしまうところにはペンの書き込みがあったって平気ですからね。
巻き込む布の切り込みも説明書を参考にしながらペンで書いて位置決めをしていきました。切り込みを入れたらシワが寄らないように引っ張りながら巻き込みを接着していきます。
厄介なのがこの背もたれ部分でした。
丸みを付けなければならりませんが、外側は引っ張られてシワが伸びてくれるのに対して、内側は先に貼ってから丸めるとシワが寄ってしまいます。ですから最初から丸みを付けた状態で張り込みをしていく必要があります。
……という感じで気を付けて貼り込んだつもりだったのですが、不覚にも若干のシワが入ってしまいました。無念。もう一回やれば綺麗に貼れる自信はあるんだけどなぁ(苦笑)
とはいえ出来上がってみるとこの椅子はなかなか良い雰囲気です。1/12というには少々大きい気もしますが、やはり布と木材で作った椅子というのはプラスチック製の椅子に比べて質感のリアルさが一味違いますね。