スタートレック:ディスカバリーS2第5話「溺れゆく境界」あらすじとか情報整理とか感想とか
シーズン2 第5話「溺れゆく境界」Saints of Imperfection
第2シーズンは本筋の7つの信号についてのストーリーがなかなか進まず、ここまでは一話完結型のお話をやりながら少しずつ伏線を張り巡らせているという感じですね。
その分SF要素の味付けが濃いめになっているのは嬉しいところなのですが。
(以下ネタバレあり)
第20話(通算)のあらすじ
ジャーセップの繭に取り込まれたティリーは姿が消えてしまう。親しい友人の消失に心が揺れるバーナム。
一方ディスカバリーはスポックのシャトルを補足する。だが収容したシャトルの中にいたのはスポックではなくジョージャウだった。
ジョージャウもスポックを追っていたが、シャトルに追いついたときには既にスポックの姿は無かったという。
セクション31の指揮官リーランドから連絡が入る。リーランドはディスカバリーに連絡員を置くというのだが、送り込まれてきたのはタイラーだった。
繭がマイセリウムの転送装置だと気付いたスタメッツは、消えたティリーが胞子ネットワーク内に存在すると確信する。
ディスカバリーはわざと不完全なジャンプを行い船体の半分だけをマイセリウムネットワークへ侵入させる。
スタメッツとバーナムは胞子ネットワーク内でティリーと再会し、メイの言う「怪物」と遭遇する。怪物の正体は死んだはずのドクター・カルバーだった。
ドクター・カルバーの体はネットワーク内の物質で構成されていたため空間の境目を越えてこちらに戻ることは出来なかったが、メイの協力により繭の物質を使って体を構成し直し、ドクター・カルバーは通常宇宙に帰還する。
コーンウェル提督、パイク船長、リーランドの3人は会合をもち、立場の違いはあれども、7つの信号とスポックの件について協力することを確認する。
情報を整理してみる
- パイク船長とジョージャウ(本物)はアカデミー時代の旧知の仲
- パイク船長は今のジョージャウが鏡像宇宙の元皇帝だとは知らない
- パイク船長とリーランドは旧友である
- 胞子ネットワーク内は謎の怪物に襲われており、ジャーセップは絶滅の危機にあるという
- 半分だけ胞子ネットワークに転移したディスカバリーの船内にはネットワークと通常空間の境目が生じる。この境目に触れると物質はネジれてしまう(第3話でU.S.S.グレンのクルーの死体がネジれていた原因がこれ)
- ドクター・カルバーの精神は、死後スタメッツ経由で胞子ネットワークに移動し再構成されていた
今回の感想
いやもう、ティリーは消えるわ、ジョージャウは現れるは、さらにタイラーまでやってくるという、バーナムにとってはこれでもかとばかりに精神的困難が襲ってきて散々な状況です。
一方、パイク船長はバーナムの態度などから推察してジョージャウが別人だと気付いてしまう鋭さを発揮。タイラーを見て困惑するバーナムに助け船も出していますし、タイラーに「おまえは連絡員だ」と釘を刺すことも忘れません。
いや~、本当にパイク船長は有能で頼りになる上司過ぎますわ~
今回の見所シーンである「半分だけ空間に飲まれて沈没しかかっているディスカバリー」の映像はよかったですね。やはりSFにはこういうビジュアルが必要です。
ドクター・カルバーについては第1シーズンでネットワーク内に登場するシーンがありましたから再登場は予想の範囲内でした。ただ普通に肉体を持って復活するのはちょっと予想外。偶然が重なったとはいえ、これ普通に生き返りですからねぇ……
あとは本格的にストーリーに関わってきたセクション31。
本来もっと秘密の組織だったはずなんですが、何故かみんな名前知ってますね(苦笑)まあ時代によって微妙に立ち位置に違いがある組織ですから、これはそういうものと思っておくことにしましょう……
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