スタートレック:ディスカバリーS1第1話「バルカンの挨拶」あらすじとか情報整理とか感想とか
シーズン1 第1話「バルカンの挨拶」The Vulcan Hello
外出の自粛で家にいる時間が増えたので、シーズン3に備えてディスカバリーを見直すことにしました。シーズン1~2は既に一度見ていますので今回の視聴が2回目です。
折角見直すので、ついでにあらすじや感想をまとめておくことにします。
(以下ネタバレあり)
第1話のあらすじ
2256年5月11日(宇宙歴1207.3)
損傷した恒星間リレーの調査のため連邦領域の外れを訪れたU.S.S.シェンジョウはセンサーで捕らえられない正体不明の物体を発見する。
副長のバーナム中佐は物体を確認するため宇宙服で直接偵察に出るが、辿り着いた物体上でクリンゴン人に襲われ、相手を殺害してしまう。
姿を現したクリンゴン船とのにらみ合いになる中、バーナムは長距離通信でサレクに助言を求め、クリンゴン流の「挨拶としての先制攻撃」を船長に進言する。
バーナムの進言は却下されるが、攻撃が正しいと信じるバーナムはジョージャウ船長を気絶させ、独断でクリンゴン船への攻撃命令を下す。
しかし攻撃直前、意識を取り戻したジョージャウ船長により命令は撤回。その瞬間、クリンゴンの応援艦隊が姿を現した…
情報を整理してみる
- 年代は2256年、カーク船長がU.S.S.エンタープライズに就任する8年前
- U.S.S.シェンジョウ・NCC-1227のメインキャラクター
主人公は副長のマイケル・バーナム中佐(地球人)
船長はフィリッパ・ジョージャウ大佐(地球人)
科学士官のサルー中佐(ケルピアン人) - サルー中佐は故郷では捕食される種族のため、死に対する感知力が強い
- 連邦とクリンゴンは100年近く冷戦状態
- 一方のクリンゴン帝国は24の名家が争う内紛状態
- バーナムは幼少時に、クリンゴンによるドクタリ・アルファ科学基地襲撃で両親を失った。孤児となった彼女はバルカン人サレク大使の養子になった(サレクはミスタースポックの父親)
- バーナムがジョージャウ船長を気絶させる際に使ったのはバルカン・ナーブ・ピンチという技術。バルカン人が使う有名な技ですがバーナムも使えるんですね。
今回の感想
初見の時何が気になったかと言えば、やはりクリンゴン関連の描写に尽きます。
とにかく過去作に親しんでいると、今回のデザインはあまりにも以前と違いすぎて釈然としないんですよねぇ。メーキャップデザインもそうですが、宇宙船内の装飾やバード・オブ・プレイの外観なども、旧作と違った有機的なゴシック調に改変されています。
あまりの改変ぶりに初見時はこれがもう納得いかなくて仕方なかったのですが、今はこれはこれで受け入れるしか無いと思うことにしています。
あとはクリンゴン語でのやや演出過剰で大仰なドラマパートはちょっと長いですね。こういう演出に少し時間をかけ過ぎな印象です。
一方で連邦側の方は「スタートレック:エンタープライズ」の後の時代ということがちゃんと意識されていて、船のデザインはNX級からNCC系に移り変わる過渡期らしさが出てますし、制服も「エンタープライズ」時代の青いつなぎの作業服っぽさを踏襲しています。
ただ時代設定にそぐわない部分もあって、ホログラム映像での通信はその最たるところですね。なんでこの時代にこんな技術が普通に使われてるのよ~
主人公が黒人女性というのもこれまでに無い要素ですが、まあこれは今の時代では特に抵抗なく受け入れられます。ですがバーナムがサレクの養子ってのは新設定。スポックに地球人の義理の姉がいたなんて言う設定はこれまでなかったですよね。
良くも悪くもこういった新要素がいろいろと散らばっているもので、古くからのファンほど困惑されられます。おかげでディスカバリーという作品については賛否両論が渦巻くことになったわけです…
「ディスカバリー」の目次はこちら