実際に製作に入る前の準備が大事なのです
1/12マドックス01を作る(その3)
今回製作しているマドックスは「メガミデバイスを乗せられるようにする」というのが大目標です。
そこで用意したパイロット用のメガミデバイスがこちら。
ボディと手脚は「朱羅 忍者」から拝借し、上半身と腰回りにはメガミMSGを組み込んでいます。つまりメガミデバイスに詳しい方ならおわかりになると思いますが、「Block1.5」のボディになっております。
これにより十分な可動範囲とPOMパーツによる強度確保を狙ったわけです。機体重量を負担させないとはいえ、関節強度は高い方が良いですからね。
なお、頭部には創彩少女庭園の「結城まどか」さんを使いました。マドックスに乗るまどかさんというダジャレをやりたかっただけだったりします。
ここからはパーツ製作のための準備段階に移ります。しばらくはPC上での作業が続きます。
まず用意したメガミデバイスと設定画を合成して、実際に作る大きさや関節の位置関係を確認しました。ここで完成状態の大きさがほぼ確定しますので慎重にサイズを決めていきます。
メガミデバイスは肩幅が狭く脚が長く、そして頭が大きいので、マドックスとはかなり相性が悪いのが分かりますね。手なんか全然前腕に届いてないですよ。
実際、かつて発売されていた1/12ソフビマドックスの付属パイロットフィギュアは肩幅が異常に広く作られておりました。あのソフビはフィギュアに腕を「着せる」構造でしたので、そうしないと腕部を支えられなかったんでしょうね。
メガミデバイスを乗せる構造ではあれと同じ事は出来ませんので別の構造にしなければなりませんが、設定通り機体肩からの可動関節で腕を支えるようにすればなんとかなるでしょう。
さて、次に私が何をしたかというと、これが実は「3Dモデリングソフトの勉強」だったりします。勉強するところからですよ! まったく気の長い話ですなぁ。
でもコレは結果として製作時間を短縮するための準備なのです。
このマドックスはパーツをプラ板の箱組で作っていこうと決めていたのですが、昔ながらに図面を手書きして展開図を考え材料を切り出して試作していくという手法だとかなり時間がかかってしまうのは確実です。
そこで図面描きから展開図作成までの作業をPCに任せてしまおうと考えたのです。
それにモデリングソフトの勉強しておけば、将来的に気が変わって3Dプリンタに手を出したくなった時にも役立てることが出来ますからね。勉強しておいて損ということはありません。
というわけで次は3Dデータの作成編へと移っていくのです……
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