スタートレック:ディスカバリーS4第5話「見せしめ」あらすじや感想など
(以下、文中にネタバレを多数含みます)
シーズン4 第5話(通算47話)「見せしめ」”The Examples”のあらすじ
突然姿を消したDMAは、次の瞬間1000光年も離れた場所に出現した。これはDMAが自然現象ではなく、人為的に作られた物であるということを意味していた。
新たな進路上にはラドベック5と呼ばれる旧エメラルドチェーンの小惑星コロニーがあり、アカーリ人達が暮らしていた。ディスカバリーは彼らの救出に向かう。
避難は時間との戦いだった。
そんな中、刑務所に6人の囚人が取り残されていることを発見する。コロニーの行政官はそれを「見せしめ」として見捨てようとするが、バーナムはブックと共に救出に向かう。
セキュリティの突破や囚人達の説得に時間をとられたが、バーナム達はどうにか刑務所からの脱出に成功する。
しかし囚人の一人フェリックスはここに残ると言い出す。彼は自分の罪に対する罰を求めていたのだ。彼の決意が固いと知ったバーナムは、その意思を尊重する。
フェリックスは別れ際に、彼が殺した被害者の遺品 ”ラロギオーブ” をバーナムに託していた。
やがてコロニーは重力に飲まれ、フェリックスと共に崩壊する。
バーナムは避難民の中から被害者の娘ドキシカを見つけ、オーブを彼女に返すのだった。
一方、種族「10-C」に対する復讐心に燃えるブックだったが……
情報を整理してみる
- DMAのような自然現象はディスカバリーの球体データにも記録されていませんでした
- アカーリ人の母星はENTシーズン1第9話「狙われた星アカーリ」で舞台となりました。当時は未発達の惑星でしたが、1000年近く経ってワープ文明レベルに発展しています
- 船の名前になっていたバルカン人のトゥパウという人は、ENTシーズン4第7話(通算83話)「狙われた地球大使館」からの3部作、およびTOSシーズン2第1話「バルカン星人の秘密」に登場しています
- 様々な高度な種族が話題に出てきましたが
・メトロン人はTOSシーズン1第18話「怪獣ゴーンとの対決」に登場
・ネシーン人(管理者のこと)はVOY第1話・第2話「遥かなる地球へ」シーズン2第10話「管理者サスピリア」に登場
・アイコニア人はTNGシーズン2第11話「埋もれた文明」 DS9シーズン4第23話「戦士の宿命」にて言及あり(スタートレック・オンラインでも登場します)
・”Q”連続体はTNG・DS9・VOY・PIC・LDなど出演多数。なお ”Q” と人類の接触はここ600年ほどないそうです - DMAを作ったと思われる未知の種族を「10-C」と呼称することになりました
- シーズン3のラストで登場していた科学者のアウレリオは、現在次世代胞子ドライブの開発に携わっているそうです
- 新キャラの科学者、ルオン・タルカはライサ人。あの歓楽惑星ライサの種族です
- ドクター・カルバーは自分の存在意義を見失って、精神が不安定になっているようです
- 球体コンピューターのゾーラは感情に目覚め始めました
今回の感想
U.S.S.ジェインウエイに吹いた(苦笑)N.S.S.トゥパウというのも狙ってますな!
リノおばちゃんが久々に登場したのも嬉しいのですが、もっと出番増やしてあげて欲しいなぁ、このキャラクター割と好きなので。
今回は新キャラのタルカ博士紹介回という位置づけですね。かなり率直であけすけな性格ですね。でも今回の実験って救出作戦と同時進行でやる必要あるんかね。エネルギー食うんなら救出作戦終わるまで待つか、十分に安全を確保出来る場所を船外に用意しようぜー。この辺はやってることが不用意すぎて少々不自然な印象。
一応、DMAが人為的なものだということがハッキリしたというのは大きな前進です。ここからはこのDMAを作った謎の種族を追うという展開なのでしょう。
ただ何と言うか、スケールは銀河規模に大きくなっているもののパターン的にはエンタープライズのシーズン3と似たような展開になってきた感じがします。さすがにあんな風にグダグダにはならないとは思いますが(苦笑)
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