スタートレック:ピカードS2第7話「モンスター」あらすじや感想など
(文中にネタバレを多数含みます)
シーズン2 第7話(通算17話)「モンスター」”Monsters”のあらすじ
精神世界内のピカードは精神科医からカウンセリングを受けていた。
だがピカードの精神へと侵入したタリンが出合ったのは、子供の頃のピカードだった。彼は暗い地下室に閉じこもっていた。
そして精神科医は、ピカードの父親モーリスを反映した幻覚だった。
記憶を追体験するに従い、少年ピカードが怪物だと思っていた父親は実際にはそうではなく、原因は精神疾患をかかえた母親にあったことが分かってくる……
一方、精神融合の様子をテレサ医師に見られてしまったことからリオスは嘘をつき続けることが出来なくなり、テレサと息子のリカルドをラ・シレーナ号に連れてきてしまう。
同じ頃、行方をくらましたジュラティを追ったセブンとラフィは、クイーンがジュラティを、ひいてはこの時代の地球を同化しようとしていることに気づき、事態が予想以上に悪化していることに危機感を募らせる。
記憶の追体験を経て目覚めたピカードは、一連の体験をヒントに”Q” に対して罠を張ることを考える。
ガイナンの協力を得て ”Q” を呼び出そうとするピカードだったが、その試みは失敗。そして代わりに現れたのは……
情報を整理してみる
- 言うまでもないとは思いますが一応書いておくと、ベタゾイド人とはTNGメインキャラクターの一人ディアナ・トロイさんの種族。テレパシー能力を持っており、その能力でカウンセラーとして活躍します
- テレサ医師とリオスの会話は「故郷への長い道」でのテイラー博士とカークが交わした会話のパロディになってますね
- タリンは実はロミュラン人だということが明かされました。まあタブレットの文字がロミュラン文字でしたしね
- エルオーリアンは ”Q連続体” との長い冷戦の末に停戦協定を結んでいるそうです。って凄いなエルオーリアン人!
- エルオーリアン人に ”Q” を呼び出す手法があるというのも初出です。でも今回は失敗してしまいました
- ピカードの父親モーリス役の人はどこかで見たなーと思ったら「バトルスター・ギャラクティカ」のバルター博士を演じていたジェイムズ・キャリスさんですね
- FBIの捜査官を演じていたジェイ・カーンズさんはVOYシーズン5第24話「過去に仕掛けられた罪」で29世紀からやって来た時間管理委員会のデュケーン副官を演じていた方です(まさか今回の役柄も実はデュケーンだったなんてことは無いとは思いますが、29世紀の時間艦はタイムライン変動の影響を受けないはずなのでもしかすると……?)
今回の感想
前回の展開からして今回はピカードの精神世界がメインのエピソードなんだろうなぁと予想していましたが、全くその通りのスタートでした。
悪いとは言わんのだけど、こういう抽象的なエピソードに時間取ってて残り話数的に大丈夫なのかしら。ちゃんとお話まとまるのか不安になってきます。
ピカードのお母さんはTNGシーズン1第6話「宇宙の果てから来た男」で登場したときは凄く優しそうなおばあちゃんだったのに、今回は精神病患者にされてしまいましたよ! ということはこのあとちゃんと治るんでしょうかね。
あとお父さんが髪の毛自慢するのは笑った(苦笑)
ガイナンが ”Q” と戦うときのあのポーズを久々に見せましたよ。 あの変な構え懐かしいな!!(苦笑)※TNGシーズン2第16話「無限の大宇宙」で披露して以来です
精神世界の地下シーンや ”Q” を呼び出そうとするシーンが、なんだかB級ホラー映画みたいな演出になっちゃってるのはちょっとイマイチ。
前回メインのルネ・ピカードの話はもはや全く出てこなくなりました。スン博士の方も一切登場せず。もしかしてこのままサブエピソードは放置のパターンなのかしら??? 実際全部キッチリ片を付けるにはもう時間足りなそうですが……
そして最後はFBIの捜査官に逮捕されてしまうという意外な展開。ここから急にXファイルかよ! いくらなんでも盛り込みすぎだろ(苦笑)
この捜査官が宇宙人事件について色々言及してましたが、未来が変わったということはこのタイムラインだとロズウェルのUFO墜落事件は起きてないんですよね。どおりで言及しないわけだ ※ロズウェルに墜落したのはDS9のクワーク達なのです(DS9「フェレンギ人囚わる」)
「ピカード」の目次ページはこちら