スタートレック・エンタープライズ:S2第10話「転送空間の恐怖」あらすじや感想など
シーズン2 第10話(通算36話)「転送空間の恐怖」”Vanishing Point”のあらすじ
とある惑星でタッカーとホシが遺跡の調査を行っていた。だが強力な磁気嵐にみまわれ、やむを得ず転送で船に戻ることになる。
ホシは転送に不安を訴えるが、特に問題なく転送は終わり二人は船へと帰還した。
しかしホシは初の転送を体験したことで、自分が自分ではないような感覚に囚われてしまう。
翌日遺跡の再調査が行われることになるがホシは寝坊し勤務時間に大遅刻してしまう。
一方地上に降りたタッカーとメイウェザーは原住民に襲われて捕まってしまった。ホシは原住民との会話を試みるが、どうしても翻訳が上手く出来なかった。結局他のクルーが翻訳を行い、どうにか二人は解放された。
ミス連発で通信担当から外されてしまったホシは、自分が消えていくような感覚を強く感じ始める。最初は気のせいかと思われたが、徐々に体が消えていき、ついには周囲の人間から見えなくなってしまう。
彼女が転送事故で死んだと思ったクルー達は、彼女の死を悼み悲嘆に暮れていく。
ホシは何とか存在に気付いてもらおうとする中で、船内に侵入している異星人を発見する。彼らは船を爆破しようと、あちこちに爆弾を仕掛けていた。
ホシはそれを食い止めようとするが、体が物質をすり抜けてしまい上手くいかない。意を決して異星人の小型転送パッドに飛び乗ると……
次の瞬間、ホシはエンタープライズの転送パッドに実体化していた。しかも最初に惑星から帰還したその瞬間に戻っていた。
戸惑うホシだったが、実は彼女が体験していたのは転送中に見た幻だったのだ。
ホシは現実に戻れたことに安堵しつつも、しばらく転送は遠慮したいと思うのだった。
補足情報や感想など
- TNGシーズン5第24話「転送事故の謎」を思い出すシナリオです
- 寝坊したシーン直後の他のクルーの様子が明らかにおかしいので、これ現実じゃないんじゃないの? と思っていると本当に……
- 映画「シックスセンス」で主人公が周囲の人達と会話出来ないシーンを思い出しました。シックスセンスは今回のエピソードが放送される3年前の映画ですので、少なからず影響があったのかも
- ホシの父親役はDS9で「ボカイ選手」を演じた役者さん(キーオン・ヤング氏)ですねー
- アッサリ元に戻って全ては現実ではなかったという「夢オチ」に到るのでガッカリです。夢オチにしない展開でまとめた方が良かったんじゃないかしら
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