スタートレックDS9:S7第16話「闇からの指令」あらすじや感想など
シーズン7 第16話(通算166話)「闇からの指令」”Inter Arma Enim Silent Leges”のあらすじ
ロミュラスでの会議を控えたジュリアンの元に、セクション31のスローンが現れた。彼は会議の際にロミュラン高官達の情報収集をするよう指令を出してくる。
断るジュリアンだったが、スローンは自信満々で去って行く。
シスコはジュリアンにその指令に従うよう指示し、セクション31の出方を探ることにする。
ロミュラスに向かう船内で、早速スローンが接触してきた。彼は星図制作部のウェンデル・グリアと名乗る。
実はスローンの狙いはタル・シアーのコヴァル議長を暗殺し、連邦との同盟支持派であるクレタク議員を要職に就けようというものだった。
ジュリアンは計画を阻止するためにクレタク議員に協力を要請するが、それがタル・シアーの疑いを招いてクレタク議員ともども捕らえられてしまう。
ロミュラン永続委員会に引きずり出されたジュリアンは、自分の知る限りの真実を語る。
しかしコヴァル議長は既にスローンも捕らえていた。スローンから得られた情報により、セクション31は架空の存在であり、この事件はスローンが復讐のために起こした陰謀だと結論づけられる。
クレタク議員は反逆罪で失脚し、ジュリアンは強制送還になった。そして逃亡を図ったスローンは射殺される。
だがジュリアンは事のカラクリに気付いてしまった。コヴァル議長こそセクション31の協力者で、クレタク議員を失脚させる事の方が目的だったのだ。ロス提督も計画の協力者だった。
ジュリアンは連邦の理念に反する今回の計画に激しく憤慨するが、これ以上彼に出来ることはなかった。
ステーションに戻ったジュリアンの前に再びスローンが現れる。
スローンはジュリアンの倫理観や正義感を大いに讃え、そしてその理念を守ることの重要さを説くと、また何処ともなく姿を消すのだった。
補足情報や感想など
- 重厚で入り組んだストーリーを堪能できる傑作回です。実にDS9らしいエピソードと言えましょう
- ロミュラスに向かう連邦艦がイントレピット級なので、一瞬ヴォイジャーを見てたのかと勘違いをしてしまいます。航行中の画面の構図がいつものなんだもの(苦笑)
セットもヴォイジャーのものを使ってますね。食堂や会議室は分かり易いです - ちなみにこの艦はUSSベレロフォン(NCC-74705)です。艦隊の船が中立地帯を越えてロミュラスの軌道上まで来るというのはかなり稀です
- 遺伝子操作されたお仲間がダマールの演説を見破ったというのはシーズン6「封じられた最終戦略」での話、生物兵器クイックニング・ウイルスをボラニス3号星で発見したのはシーズン4「星に死の満つる時」でのお話です。ただウイルスの名称が登場したのは今回が初めてですね
- ロス提督がグルなのは中盤の展開でバレバレですよねぇ
- ジュリアンが知らず知らずのうちに操られているだろうというのはすぐに想像が付きますが、コヴァル議長までが協力者だったというのはかなり意外でしたね
- さあ次回からはついに最終回までぶっ通しの連作エピソードが始まりますぜ! ここは是非一気見をしたいところなのですが、そうすると8時間近くかかるんだよなぁ。無理だ~(苦笑)
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