ドクター・ベシアが結局食べられなかったジャム付きスコーン【スター・トレック:キッチン Replicate.8】
Replicate.8 「スコーンとモバジャム」”Hot buttered scones,mobajam”
DS9シーズン6第18話「記憶なきスパイ」を見たら、無性にスコーンが食べたくなったので作ることにしました。
この劇中ではスパイの疑いをかけられたドクター・ジュリアン・ベシアが朝食を食べようとスコーンを注文するのですが、レプリケーターは作動せず、配膳を頼んでもウォーフのガーグ(ミミズの躍り食いのような料理)と取り違えられ、やっと目の前に出てきたと思ったら敵のボルタ人からの物で食べるわけにもいかず……と言う散々な状況で、結局最後まで朝食にありつくことが出来ません。
スコーン自体は地球のごく一般的な食べ物なのでもちろん私も食べたことがありますが、この劇中で描かれる物はちょっとだけ地球にはないポイントがあります。
レプリケーターに注文する際、ジュリアンは
「バタースコーンとモバジャム」
と言います。問題はこのモバジャム。
モバ、というのはベイジョーの果物だそうでして、当然地球にはありません。
モバの実をそのまま食べる描写がシーズン6第17話「憎悪を超えて」にあるのですが、赤い果肉がちょっと映る程度でどんな果実なのかは良く分かりません。ベイジョーの気候風土から考えると南国系のトロピカルフルーツのような物ではないかと思われます。
さて、この回で唯一画面に映ったスコーンはこちら、ボルタ人のウェイユンが運ばせてきた物です。
(画像引用元:スタートレックDS9「記憶なきスパイ」劇中映像より)
スコーン自体はごく普通の物のようです。
ジャムはよく見ると赤色と紺色の2種類が盛り付けてあるようのが分かります。今回はこれの再現を目指してみることにしましょう。
材料と手順
ジャムと合わせる予定ですので、スコーンは砂糖控えめにしてプレーンな物を作ります。
映像を見ると、いわゆる腹の割れた形状をしていませんので、型抜きなどで形を整えずに、丸めた生地を焼いただけのシンプルなスコーンだと思われます。
ジャムは2色にしたいので、イチゴとブルーベリーを使うことにしました。
と言うわけで材料は以下の通り。
材料(小サイズ4個分)
- 薄力粉 100g
- ベーキングパウダー 3g
- 砂糖 10g
- バター 25g
- 牛乳 60cc
- イチゴジャム 適量
- ブルーベリージャム 適量
調理手順
- 薄力粉とベーキングパウダーを振るってから砂糖を加えてよく混ぜ、さらに細かくしたバターを混ぜてパン粉状にします
- これに牛乳を加えて練り、適当に4つにまとめておきます
綺麗な形のスコーンを作りたいときは生地をのばして型で抜くのですが、今回は適当に分けて丸めただけです。このあと表面に指で牛乳を塗って、もう少し形を整えておきました - あとはこれを200度のオーブンで10~15分程度焼いて、軽く焦げ目が付けばオーケーです
出来ました
イチゴジャムとブルーベリージャムを盛り付けて完成です。
材料も手順もシンプルなので30分程度で簡単に作れます。
味の方は至ってシンプル、甘みは控えめでとても素朴な味に焼けました。ジャムを付けて丁度良いという感じです。やはり焼きたてはサクサクしてとても美味しいですね。
ドクターはこれをレッドリーフティーで食べようとしていましたが、コーヒーでも紅茶でもラクタジーノでも美味しく食べられると思います。
簡単に作れるのでオススメです。