スタートレック・ヴォイジャー:S4第17話「呼び起こされた記憶の悲劇」あらすじや感想など
シーズン4 第17話(通算85話)「呼び起こされた記憶の悲劇」”Retrospect”のあらすじ
ヴォイジャーは武器商人のコヴィンと接触し、戦闘力の強化を図っていた。
新しい武器の設置をセブンが担当することになるが、セブンはコヴィンを殴り倒してしまい、ジェインウェイは彼女の処遇に苦慮する。
セブンは精神的に不安定になっており、ドクターの診察によると抑圧された記憶が原因のようだった。
ドクターはそれが何の記憶なのかを探ることにする。
どうやらコヴィンのラボを訪れた際に気絶させられ、ボーグのテクノロジーを奪われて記憶も消されていたらしい。
ボーグのナノプローブがわずかでも流出すれば大変危険なため、ジェインウェイは真実を突き止めようと調査を開始する。しかしセブンとコヴィンの証言は完全に食い違っていた。
調査はコヴィンにとって不利な状況となり、コヴィンは不公平な捜査に絶望し逃亡してしまう。
状況証拠の再分析でセブンの記憶の方に間違いがあったと立証されるが、もはや誰も信用できなくなったコヴィンは自暴自棄になってヴォイジャーに攻撃を加え、その後彼の船もろとも爆死してしまう。
セブンは彼の死に対し、これまで感じたことの無い心の痛みを感じた。
ドクターも自分の未熟な精神分析プログラムによる失敗を悔やみ、これを無効にするよう願い出る。
だが艦長はそれを認めず、失敗を糧として乗り越え、成長していくことを彼らに期待するのだった。
補足情報や感想など
- 前回の事件以来セブンは閑職に回されているようです
- 冤罪の末に相手を死に追いやってしまうという、大変後味の悪いエピソードでした
- 記憶というものの曖昧さ、状況証拠だけで捜査を進める危険さ、思い込みによる決めつけの怖さ、といったものを描いていきますが、それが全て悪い方向に進んだまま終わるというのは、お話としてあまり印象が良くありませんね
- 間違いを素直に認め、それを乗り越えて進むことが大事だとまとめますが、それで命を落とすことになったコヴィンは浮かばれませんな。結構酷い話です
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