スタートレックDS9:S4第8話「フェレンギ人囚わる」あらすじや感想など
シーズン4 第8話(通算80話)「フェレンギ人囚わる」”Little Green Men”のあらすじ
ノーグの艦隊アカデミーへの入学が決まった。DS9ではお別れパーティが行われていたが、クワークは甥が艦隊に入ることには未だ納得していなかった。
だが従兄弟のゲイラから宇宙船を譲り受けたことで上機嫌。
クワークは試験飛行がてらノーグを地球まで送って行くことにする。
しかしクワークを嫌っていたゲイラは船に細工をしており、ワープが解除できなくなってしまう。
このままでは船がバラバラになってしまうため、ロムはクワークが密輸用に積んでいたキマサイトを使ってワープフィールドを反転させる。
船はワープを脱するが、次に気づいたときクワーク達は1947年7月のロズウェル空軍基地に捕らわれていた。
当初は翻訳機が壊れて地球人との意思疎通が出来ないでいたが、ロムが修理を済ますと、クワークは地球人相手に商売の相談を切り出す。
交渉は順調にいくかと思われたが、そこに突然オドーが姿を現す。キマサイト密輸を見抜いて船に隠れていたのだ。
だがクワークは未来に帰るよりこの時代で地球を経済的に支配しようと意欲を燃やしており、オドーの指示に従わない。
一方米軍はクワーク達を侵略者だと信じて疑わず、拷問にかけようとしてくる。
地球人の科学者2人の助けで脱出したクワーク達は、オドーと合流して船を取り戻すと、ネバダ州で行われる核実験の放射線をキマサイトに反応させてタイムワープを行い、元の時間に戻ってくる。
ノーグは無事アカデミーに到着し、そしてクワークはキマサイト密輸の容疑で逮捕されるのだった。
補足情報や感想など
- SFファンなら説明不要の超有名事件「ロズウェル事件」を扱ったエピソードです。なんとあの事件の宇宙人はクワーク達でした!!!!(大笑)
- ノーグのアカデミー入学はすんなり決まりましたねぇ。TNGのウェスリーは入学だけであんなに苦労していたのになぁ!
やはり度重なる事件で艦隊の人員不足は深刻なのかしら? それともフェレンギ初のアカデミー入学ということで政治的忖度が働いたのかしら? - ベル暴動の件はシーズン3「2024年暴動の夜(前・後編)」にて描かれています。そっくりどころか本人です(苦笑)
- フェレンギの天国にはラチナムが溢れていて聖なる金庫があり、死者は新しい魂を競り落とすのだそうです。おもしろい死生観ですねぇ
- ロムが意外なほど優秀な技術者なので驚きます(伏線)
- とにかく今回は全編ギャグ回で大変面白いです。肩の力を抜いて楽しむべきエピソードですね。でもしっかり社会風刺が入っている辺りはさすがです。クワークの方が地球人よりよっぽどまともというのが、皮肉が効いていて上手いですね
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