スタートレックDS9:S3第21話「姿なき連合艦隊(後編)」あらすじや感想など
シーズン3 第21話(通算67話)「姿なき連合艦隊(後編)」”The Die is Cast”のあらすじ
ロミュランとカーデシア両軍20隻からなる艦隊が突如としてDS9の前に現れ、ワームホールをガンマ宇宙域へと進軍する。連合艦隊によるドミニオン攻撃作戦が始まったのだ。
宇宙艦隊のトッドマン提督はこの戦いに手を出さず、DS9の防衛にのみ集中するよう命令してくる。連邦としてもこれでドミニオンが撃退できるなら渡りに船なのだ。
だがシスコは命令を無視し、ディファイアントでオドーの救出に向かう。だがエディントン少佐の妨害で遮蔽装置が使えなくなってしまい、追跡は大幅に遅れてしまう。
一方ガラックは創設者の情報を得るためオドーを尋問することになった。だが友人であるオドーに対して拷問を行わなければならないことは、ガラックの心を大いに痛めるのだった。
連合艦隊はオマリオン星系に到達し、創設者の惑星に攻撃を開始する。だが攻撃に手応えがない。
そこに150機からなるジェム・ハダーの大部隊が現れる。ドミニオンは罠を張って待ち構えていたのだ。
連合艦隊が大打撃を受ける中、ガラックはオドーを助けてランナバウトで脱出を図る。そこにロミュランのロヴォック大佐が現れ、意外にも脱出の手助けをしてくれる。
実はロヴォック大佐は創設者が化けた姿だったのだ。
創設者達はエナブラン・テインの計画に乗じてオブシディアン・オーダーとタル・シアー双方の排除を目論んだのだ。そしてそれは成功しようとしていた。
脱出したオドーとガラックも撃墜されそうになるが、駆けつけたディファイアントに救出される。
激しい戦闘の末、ディファイアントはからくもDS9に帰還する。しかし連合艦隊は全滅した。かつてのウルフ359を思い出させる大敗北だった。
テインを失い、仕立屋も廃墟となったガラックの心は重かった。だがオドーとの間にこれまでと違う友情が生まれていたことに、彼自身も戸惑うのだった。
補足情報や感想など
- これだけの連合艦隊が映像で見られるというのはスタートレックではなかなか無かったことなので圧巻です。やはりビジュアルのインパクトというのは大事ですね
- エディントン少佐の登場は久々ですが、あいかわらず胡散臭いです
- オドーの拷問シーンが痛々しくて見ていられません。それは拷問する側のガラックについても同様ですね……
- 今回の事件でタル・シアーとオブシディアン・オーダーは大きく力を失いました。これをきっかけにアルファ宇宙域の勢力図が大きく動きます
- 残るはクリンゴンと連邦だ、というロヴォック大佐の言葉が怖いです
- エナブラン・テインは艦隊と共に行方不明になりましたが……
- 今度命令違反したら軍事裁判にかけるか昇進させてやる、という提督の脅し文句がナイス
- ラストシーンのオドーとガラックの会話がとっても粋でシビれます。オドーの表情を一切見せない演出も冴えに冴えてますね。脚本と演出が高レベルでまとまってますよ!
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