スタートレックDS9:S3第5話「恐るべき過去」あらすじや感想など
シーズン3 第5話(通算51話)「恐るべき過去」”Second Skin”のあらすじ
10年前、カーデシアのエレムスパー収容所にキラが収容されていたという記録が発見される。だがキラ自身にそのような記憶は無かった。キラはその記録がでっち上げであると確信するが、疑問が拭えないため調査を進める。
だがベイジョーへ向かったキラは、気がつくとカーデシアにおり、鏡に映る顔はカーデシア人になっていた。
キラをさらった諜報員のエンティックによると、キラの本名はイリアナ・ゲモールで、オブシディアン・オーダーの秘密工作員だというのだ。記憶を塗り替えてベイジョー人として潜入していたという。
当然キラはそれを信じなかったが、父親と名乗るレガート・テケニィ・ゲモールはキラに優しく接する。レガートはキラが本当に自分の娘だと信じているようだった。また彼は中央司令部のメンバーだった。
一方、キラがカーデシアに誘拐されたと気づいたシスコは、ガラックを無理矢理巻き込んでカーデシアへ向かう。途中マキを警戒するカーデシア軍に発見されるが、ガラックの機転により潜入は成功する。
レガートは一向に記憶が戻らない娘が拷問されるのを避けるため、彼女を逃がすために反体制派に連絡を取る。実はレガートはオブシディアン・オーダーに批判的な反体制派を影で支えていたのだ。
だがそれを知ったキラは全てが仕組まれていたことに気づく。
エンティックはキラがレガートの娘に似ていたことから、それを利用してレガートが反体制派であるという証拠を掴もうとしていたのだ。
エンティックの思惑は成功したかに思われたが、シスコ達が乱入し形勢は逆転する。エンティックはガラックに撃たれ、シスコ達はレガートも連れて脱出する。
レガートはマテナイト星に政治亡命することになった。
彼はキラを本当の娘のように感じ、母親の形見のブレスレットを託す。キラも彼のことを父親のように感じるのだった。
補足情報や感想など
- 気がついたら敵対する国の人間になっていたというのは、TNGシーズン6第14話「ロミュラン帝国亡命作戦」と同じパターンですね
- レガートがキラのために持ってきたベイジョー料理「ハスペラート」はTNGシーズン7第24話「惑星連邦”ゲリラ部隊”」でも登場した激辛料理です。TNGで登場したものはタコスかシャワルマみたいな感じでしたが、今回登場したものはちょっと違ってました。カーデシアのレプリケーターではちゃんと作れなかったようです
- キラがカーデシア人なんて事はあるわけがないのですが、ひょっとしたらと思わせる演出の巧さがあって、良い感じの緊迫感が続きます
- ガラックとエンティックは知り合いだったようです
- レガートの娘イリアナは本当にベイジョー人になりすまして潜入しているそうです。レガートも消息は知りませんでした。つまりどこかにキラそっくりな女性がいるということですね
- レガート氏はだいぶ後で再登場するお話があります。この人が本当にいい人だったのが救いですね
- オブシディアン・オーダーの底知れない怖さが感じられますが、それと同様にガラックの底知れなさも感じさせる一遍でした。まあ、いまだにガラックの機密コードが有効なのはご都合主義ではありましたが
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