スタートレックDS9:S2第19話「血の誓い」あらすじや感想など
シーズン2 第19話(通算39話)「血の誓い」”Blood Oath”のあらすじ
酔っ払ってホロスイートを占領したまま出てこないクリンゴン人にクワークは手を焼いていた。オドーが体よく追い出したそのクリンゴン人の名はコールといった。彼を引き取りにコロスというクリンゴン人もやってくる。
その名前を聞いてジャッジアは顔色を変える。彼らは ”クルゾン”・ダックスの親友だったのだ。
旧交を温める彼らの元にカーンもやってくる。彼らはあるアルバイノ人への復讐を誓っており、カーンはついにそいつの居場所を突き止めたという。
80年前、アルバイノ人に率いられた略奪者がクリンゴンの植民地を襲い、3人のクリンゴン戦士がそれを討伐した。だが逃げ延びた首領は復讐を誓い、3人のクリンゴン人の息子を立て続けに殺してしまったのだ。ダックスはその子供のうち一人の名付け親だった。
4人は必ずそのアルバイノ人を殺すと ”血の誓い” を立てた仲なのだ
カーンとコロスは ”ジャッジア” が復讐に参加することを認めようとしなかったが、ジャッジアは彼らに自分を認めさせ復讐に同行する。
4人はセカルス4号星へと向かうが、ジャッジアはカーンの様子がおかしいことに気づく。実はカーンは相手から名誉ある一対一の戦いを申し込まれており、最初から差し違えに行くつもりでいたのだ。
だがアジトの周囲は重武装の守りが敷かれており、多くの兵員が配備されていた。
それを見越していたジャッジアの作戦で屋敷への侵入に成功し、乱戦の末に本懐を遂げるが、コロスとカーンは命を落としてしまう。
復讐という殺人をして帰還したジャッジアを、シスコは無言で見つめるのだった。
補足情報や感想など
- 「宇宙大作戦」時代からのファンにとっての、ちょっとしたサービスエピソードのような位置づけのお話です
- コールは、宇宙大作戦:S1第26話「クリンゴン帝国の侵略」
コロスは、宇宙大作戦:S2第15話「新種クアドトリティケール」
カーン(KANG)は、宇宙大作戦:S3第7話「宇宙の怪!怒りを喰う!?」
にそれぞれ登場しています。カーンについてはVOY「伝説のミスター・カトー」にも登場しますよ - 冒頭で語られる「クラック・デケル・ブラクトの戦い」というのはクリンゴンとロミュランの間で起こった戦いで、クリンゴン側が勝利しています
- コロスとカーンが死んだところでコールが死の儀式を叫ぶかと思ったんですが、やりませんでしたね
- 老戦士それぞれの生き様が印象深いエピソードなのですが、正直3人の見た目での区別が難しいです(苦笑)
- 3人のうちコールだけが生き延びましたが、後でまた出番があります
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