新スタートレック:S6第23話「クリンゴン神カーレスの復活」あらすじや感想など
シーズン6 第23話(通算149話)「クリンゴン神カーレスの復活」”Rightful Heir”のあらすじ
カラヤ星系での一件以来、ウォーフは自分の信仰に疑問を抱きはじめ、任務にまで支障が出るようになってしまう。
ピカードの勧めで休職したフォーフはクリンゴンの聖地ボレスに向かう。だがそこでもウォーフは求める答えを得られなかった。
しかしついにウォーフの前にカーレスが現れる。伝説の通り英雄カーレスが復活したのだ。
ウォーフはそのカーレスが本物かどうか確信が得られず彼に勝負を挑むが、疑問は深まるばかりだった。
カーレス復活の噂が下手に広まると政変に発展する可能性があるため、エンタープライズがカーレスをクロノスへ送り届けることになる。クリンゴンのガウロン総裁もエンタープライズにやってくる。
ガウロンはクリンゴンの聖堂に保管されていた「キロンの短剣」という遺物を持ち出し、それに付着していたDNA情報をカーレスの血と比較させる。
検査の結果DNAは一致し、復活したカーレスが伝説の人物本人だと科学的に証明される。
ウォーフはカーレスに心酔してしまうが、ガウロンは内戦の危機を恐れてあくまで反対の立場を取り、決闘を挑んでカーレスを打ち破ってしまう。
失望したウォーフに、聖地の高僧コロスが真実を語る。
このカーレスは遺伝子情報を元に作られたクローンだったのだ。記憶も伝説を元に植え付けられたものであったため、伝承以外のことは記憶から抜け落ちていた。
ウォーフは自分の信仰心と現実との間で揺れ動いた末、ある提案をする。
カーレスを複製と認めた上で、宗教上の象徴として人身の心をまとめる存在に置こうというのだ。
ガウロンも渋々だがこの提案に応じることにし、カーレスもその役目を受け入れる。
フォーフの迷いは未だ晴れなかったが、カーレスの存在の大きさと信じることの意味の大きさを痛感するのだった。
補足情報や感想など
- カラヤ星系で出来事というのはシーズン6第17話「バースライト・後編」での出来事です
- カーレスがTNGに登場するのは初めてですが、実は宇宙大作戦には登場したことがあります(TOSシーズン3第22話「未確認惑星の岩石人間」)その際の外見は今回とは全く違う上に、極悪人扱いでした……
- 疑ったり信じたり失望したりと、ウォーフの心変わりが忙しいですね
- 信仰心の本質を問うようなお話ですが、今ひとつ自分にはピンとこないです。キリスト教がモデルになっているだろうことは分かりますが、やはりその辺の感覚はあちらの方でないと分かりにくいように思います。
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