コンビニプリントでのデカール作りの限界?(デカール自作その③)
コンビニのマルチコピー機で自作デカール(その3)
前回作成したデカールシートをスカート用に切り出すために、型紙を作っていきます。このあたりの手順もホビージャパンエクストラ誌の作例記事で載っていたやり方を真似したものです。
スカートの面にマスキングテープを貼って、それぞれの形を取っていきます。このスカートの場合15面ほど作ることになりました。
これを前回作成したシートに貼り替えていきました。場所が飛び飛びなのは印刷の状態が良さそうなところを狙って貼っているためです。
これを元に切り出していったのがこちらです。ここまで出来れば完成は間近!
早速マスキングテープを剥がしていったところ……
ダメでした。
トナーの定着の良くないところがマスキングテープに持って行かれてしまいます。切り口の近くもボロボロとトナーが崩れてしまいました。
どうやらコンビニコピー機を使ってデカールを作る際の最大の問題はここにありそうです。
一般的なレーザープリンターの説明書などを調べてみると、トナーの定着が悪い場合は用紙の種類が合っていないので交換するか、厚紙設定を試せば改善する場合もあると書かれていることが多いようです。
ですが今回の場合、用紙はどうしてもデカール用紙を使う必要があるわけですし、厚紙の設定をやりたくともセブンイレブンの「はがきプリント」メニューには用紙種別の設定メニューはありません。「はがきプリント」は、あくまで「はがき」を用いることを前提とした機能だからです。
これ以上設定のやりようがないとなると、続けるには印刷後のやり方を変えるしかありません。
トナーが剥がれないようにするために
ここはやはりクリアー保護などをかけてトナーを固定させてしまうのが良いのではないかと考えました。
というわけで水性ホビーカラーのプレミアムクリアと、ミスターカラーのスーパークリアをそれぞれ塗って、印刷面の状態を調べてみました。
筆塗りで雑に塗ってみたのですが、ラッカーだと案の定印刷が溶け出してしまいますね。水性ホビーカラーの方は大丈夫なようです。
ラッカークリアでの保護は最後の仕上げの際には使いたいと思いますが、その際はエアブラシで薄く塗り重ねてあげないといけませんね。
ですが水性クリアで塗った面の方も、あまり強いわけではないようです。
乾燥してからマスキングテープを貼って剥がしてみたところ……
やはり部分的にマスキングテープに持ってかれてしまいます。
ということはクリアー保護をかけたとしても、マスキングテープを貼るのは控えた方が良いというとです。切り出しの手順そのものも変えなければならないようです。