宇宙大作戦:S2第21話「エコス・ナチスの恐怖」あらすじや感想など
シーズン2 第21話(通算50話)「エコス・ナチスの恐怖」”Patterns of Force”のあらすじ
惑星エコスにやって来たエンタープライズ。
音信不通の歴史研究家ジョン・ギル教授の捜索が目的だった。彼はアカデミー時代のカークの教官でもあるのだ。
だが軌道に入ったエンタープライズは核ミサイルの攻撃を受ける。エコスの科学力では作れないはずの物だった。
カークとスポックは調査のためエコスに上陸する。
そこには地球のナチス・ドイツが再現されていた。そしてエコスに住むゼオン人達は迫害を受けていた。
ゼオンはエコスの近隣の惑星で、宇宙旅行の技術を持った平和な星だ。ゼオン人はエコスに援助活動をしていたはずなのだが、今のエコスはゼオンを敵視しているらしい。
この世界で総統として君臨していたのはジョン・ギル教授だった。
カーク達は軍服を奪って変装しナチスの施設に侵入しようとするが、スポックの耳で偽物とバレてしまう。
捕らえられたカーク達だったが、あらかじめ体に埋め込んでおいたトランスポンダーのルビンディウム結晶を使ってレーザー光線発振器を作り、牢にいたゼオン人イサックとともに脱出する。
エコス人レジスタンスと合流したカーク達は教授に会うため、彼らの助けを借りて司令部に侵入する。その夜総統の演説が行われるが、演説は編集された映像のみだった。
カークはジョン・ギルが薬で操られていると考え、ドクターマッコイを呼んで診察させる。やはり薬品が使用されていた。
エコスの実権を握っていたのは副総統のメラコンだった。
正気に返ったジョン・ギル教授は戦争と虐殺を止めるよう演説をするが、教授はメラコンに撃たれて死んでしまう。そしてメラコンもイサックに撃たれて死亡する。
戦争は終わり、エコス人とゼオン人は手を結んで暮らすことになるのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第51話にあたるエピソードです
- 薬物で死にそうなジョン・ギル教授に散々刺激剤を打って演説させるカークは鬼ですね(苦笑)一度エンタープライズに戻って治療すればよさそうなものでしたのに……
- 戦後まだそれほどたっていない時代の作品というのにナチスドイツを題材として取り上げ、しかもその政治体制の欠点だけでなく利点にまで踏み込んで語っているのが凄いですね。
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